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【第4回】実戦で有効なテクニカルは? - 川合美智子のFX実践講座

 

FX・CFD [川合美智子のFX実践講座]

【第4回】

実戦で有効なテクニカルは?


テクニカル分析にはさまざまアプローチがあります。実際、テクニカル分析のツールは非常に数があるので、どれを使えば良いのかで迷ってしまう人も多いでしょう。

テクニカル分析を使いこなすうえで重要なことは、実際に使ってみてしっくり来るものを使う、シンプルなものを選ぶ、といった点に留意してください。私自身、いろいろなテクニカル分析の方法を試してみましたが、結局のところ、常に当たるテクニカル分析はあり得ません。どのようなテクニカル分析にも必ずダマシはあります。大事なことは、ダマシの特徴を自分なりにしっかり把握して、その時々の相場状況に応じて適切な判断を下せるようにすることです。

そのため、自分が使いやすいテクニカル分析を用いるわけですが、結局のところ、それはトレンドが変化したときには誰もがそうとわかる、意外とシンプルで、あるいは多くの人が使っているものになります。

私はローソク足とトレンドラインでも十分だと思います。たとえばローソク足をざっと眺めるだけでも相場の強弱がわかります。全体的に陽線が多いところは上昇トレンドですし、陰線が多ければ下降トレンドということになります。それを前提にトレンドラインを引き、サポートとレジスタンを見極めます。ちなみに、トレンドラインを引く時には、10手以上経過したところで引くと良いでしょう。下値と下値、或いは上値と上値が一番多く引けるポイントを探して引くのです。

個別足も意味のある「足」は覚えておきましょう。例えばトレンドの転換については、ローソク足で上昇途中や下落途中に「たくり足」や「寄せ線」が出ているかどうかを見てみましょう。天井や底値に近いところに出たたくり足や寄せ線は、トレンドが転換する兆しとなることも多いのです。

また、デイトレードをする場合、多くの人は分足、時間足という短い時間軸のチャートを見るのが普通ですが、それと同時に週足など、ある程度時間軸を長く取ったチャートも、併せて見ていくと良いでしょう。たとえば、週足で見た中長期のチャートが下降トレンドの時、短いチャートがいくら上昇トレンドを示していたとしても、上昇余地には限界があります。

このような場合は、デイトレードで買いから入った場合、上値は限られ易い状態にあるわけですから、利食いを早く、損切りも浅めにが鉄則です。基本的に、トレンドに逆らわないようにポジションを持つのがポイントです。

また、中長期的な流れを把握する場合には、ポイント&フィギュアも有効です。私は200ポイントリバースを参考にしています。2円逆方向に動いた時、それがドル高なら「×」、ドル安なら「○」の印を付けていきます。マス目は一マスが50銭の刻みで、端数については、ドル上昇時には切り捨て(78円89銭=78円50銭)、ドル下落時には切り上げ(78円89銭=79円00銭)として、×と○を記入していきます。もっと短期のトレードをする場合は、30ポイントリバース、あるいは40ポイントリバースでトレンド転換を探るという手もあります。


ポイント

○タクリ足は下げ渋りの傾向を示す(黒矢印)。

○但し、10手以上数えた高値圏や安値圏に出た場合はトレンド転換の兆し(赤矢印)

○寄せ線は変化の兆しとなることが多い。(○印、更に下げる、更に上げる、トレンド転換など)


ユーロ/円日足チャート
(C)2012/WFXA


ドル/円ポイント&フィギュア-200ポイントリバース参考図
(C)2012/WFXA

プロフィール :川合 美智子(かわい みちこ)
株式会社ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役兼 外国為替ストラテジスト
 
旧東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。
罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。
 
 

Fanet MoneyLife(掲載日:2012年04月27日)


   
    

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