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「まず投資目的をはっきりさせよう」 - 投資信託(第2回) - ビギナー・基礎知識

 

ビギナー [ 投資信託 ]

【第2回】「まず投資目的をはっきりさせよう」

1.投資目的に応じ、保有期間が、そして購入商品が決まる

投資信託にはいろいろの種類(ファンド)があります。品選び(ファンド選び)にあたって重要なことは「投資目的をはっきりさせる」ことです。
なぜなら、「投資目的」によって「保有期間」のめどが決まり、それによって「購入ファンド」が変わってくるからです。
さて、投資信託協会の調査によると、図1のように、日本の投資家は「特別の目的を決めずに余裕資金を運用する」という意識で投資信託を購入した人が多いという結果がでています。
このように、はっきり目的を決めない傾向は投資信託の購入に限ったことではなく、一般的に日本人の貯蓄目的は「病気や不時の災害への備え」など漠然としています。
【金融広報中央委員会が全国の個人を対象に04年に行なった調査の中で、「貯蓄の目的」として三つ挙げてもらったところ、「病気や不時の災害への備え」が65.6%で一番、次いで「老後の生活資金」が57.1%、「こどもの教育資金」が28.9%となっていました。】

2.「老後にそなえて」投資信託を買っているアメリカの投資家

一方、資産運用の先進国アメリカの投資信託購入目的は図2のとおりで、「老後資金」として投資信託を買っている人が圧倒的に多く、次いで子供の「教育資金」という順番です。無目的という人はいません。

3.目的をはっきりさせて、資産の効率運用を

アメリカ人のように、投資目的をはっきりさせますと、保有期間のめどが決まり、それによって資産の効率的運用が可能になります。たとえば、30代の人が「老後にそなえて」投資するなら30年ぐらい保有(資金を固定)できることになり、「短期的な変動リスクはあっても長期的には高リターンが期待できる株式ファンド」で積極的に運用できるわけです。
一方「不時の出費にそなえる」おカネは、すぐに引き出せるMMFなどに置くことが考えられます。
これに対して日本人のように「無目的の余裕資金運用」ですと、期間をはっきり決められないので、何となく安全商品に資金を寝かせてしまう→運用効率が上がらないという結果を招くことになりがちです。
私達も資産運用方法を見直して、まず1.「不時に備えるおカネ」「住宅資金」「教育資金」「老後資金」など目的別の箱に分けてみる→2.それぞれの箱の引き出し時までの「運用期間」のめどをたてる→3.その運用期間に適した運用方法をえらぶ、という方法により資産全体の利回りアップを図りたいものです。


   
    

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