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【名証IRエキスポ】19年目を迎えた歴史あるIRイベント。企業と直接触れて投資を学ぶ好機会に

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株式 [ 注目の証券会社 ]

【名証IRエキスポ】

19年目を迎えた歴史あるIRイベント。
企業と直接触れて投資を学ぶ好機会に

7月20日(金)~21日(土)の2日間。名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)で名古屋証券取引所が主催する「名証IRエキスポ2012」が開催されました。両日とも雨が降る悪天候のなか、個人投資家を中心に昨年を上回る6,800人が来場。新しい投資先を探そうという投資家の熱心さがうかがえました。イベント内容とその様子をレポートします。

上場企業82ブース、証券会社など18ブースが出展

今年で19回目を迎える「名証IRエキスポ」。出展社は上場企業82ブース、証券会社などが18ブースで、投資家と上場企業直接触れることができる IR イベントとして中京地区のみならず全国的にも有名です。開会日は強い雨にもかかわらず、開場30分前には行列ができていました。

会場は「企業ブース」と「特設ステージ・ブース」の大きく2つに分けて構成されています。企業ブースは上場企業と、証券会社など「投資スクエア」。来場者は各ブースで担当者と話し合ったりミニ説明会を聞いたりして、新しい投資先の発掘に熱心。一般のIRイベントにありがちなノベルティや資料の収集に興味があるというよりは、真面目に投資を勉強している印象をもちました。

手前が企業ブース。奥が特設ステージ・ブース

特設ステージ・ブースでは、特色あるイベントが展開されていました。大きなスペースの特設ステージAでは著名識者による講演会、ステージBではFPによる家計相談「我が家の家計大改造」と出展証券会社による「スマートフォン投資活用術」。いずれも人気を集めていました。家計とスマートフォンという具体的なテーマをかかげたことで、来場者によりわかりやすく役立つ内容になっていました。


木村佳子氏と辛坊治郎氏のなど著名識者の講演が人気

著名識者の講演を熱心に聞く個人投資家

豪華な著名識者による講演会も「名証IRエキスポ」の特徴のひとつです。今回も、木村佳子氏(株式評論家)、辛坊治郎氏(大阪綜合研究所)、杉村富生氏(経済評論家)、澤上篤人氏(さわかみ投信会長)、森永卓郎氏(獨協大学教授)、田原総一朗氏(ジャーナリスト)の各氏が登壇。来場者席は一部立ち見がでるほどの人気ぶりです。


株式評論家 木村佳子氏

わかりやすい解説と巧みなトークで人気の木村佳子さんは、「ピンチこそチャンス! 先を見通す投資力」と題した講演をおこないました。為替やさまざまなリスク、ユーロ危機、災害、日本の財政や内外の政局など、現状と展望を示したうえで自身なりのシナリオを紹介。まとめとして次のようにアドバイスしていました。

「消費税増税法案が通れば、高額商品(マンションや車など)の前倒し需要拡大の可能性があります。今年11月の米大統領選挙は、どちらが勝ってもウォール街重視の政策がとられるかも。行き場を失った大量のお金が世界中に流れて、その歪みが2014年~15年あたりにマーケットを襲うシナリオが考えられます。2013年夏をメドに保有資産を整理して、マーケットに振り回されない資産を持つことも考えたいですね」。


大阪綜合研究所 辛坊治郎氏

「報道の裏おもて~政治・経済・情報の裏を読む」と題した講演をおこなった辛坊治郎氏は、冒頭で「永田町の有力者に話を聞けば日本の将来が見える、という時代は終わりました」と明言。自身の経験とエピソードを踏まえて、情報の見方について解説しました。

「3年前の敬老の日、『100歳以上の人が日本で2万人を超えた』という報道がありました。私は100歳以上の方にお会いしたことがありません。何か変だと思って厚労省に問い合わせたら『いますよ、データ上は』。年金生活者がいる家庭で死亡届を出さない人が増えたことによる、データ上の結果でした。この報道は嘘ではないけど、真実でもありません。このようなケースはたくさんあります。真実を見ているか、正しい情報に接しているか。それが、自分で考えて自分の老後を守るポイントです」。


出展各社は熱心に説明、フェースTOフェースのIRを実践

企業ブースの出展社からいくつかお話しを聞きました。
(※該当銘柄の投資を推奨するものではありません)

名証単独上場の2社

漢字ドリルは小学校でもおなじみの教材

文溪堂(9471)
学校教材や児童書・一般書が主な事業領域。最近はカラフルな教材が目立ちます。少子化が進んでいるなか、ITを活用した学校経営や校務支援の分野への本格進出を展開中です。「先生の本来の仕事は子供と接すること。当社のノウハウで多忙な校務をサポートできれば、その機会を増やす手助けになるはず」(同社取締役副社長管理本部長・川元行雄氏)。


自社食品をパックにした株主優待

トーカン(7648)
「食生活の創造カンパニー」を標榜する食品卸。中京地区を基盤として安定した業績を積み上げてきました。今後は新しい成長分野の開拓が課題とのこと。「中間流通サービスに対する見方はさまざまありますが、当社の機能や経験を生かしてやれることはたくさんあります」(同社管理統括部経営管理部部長・貝谷進氏)。


東証と重複上場している2社

高い技術力を持つ大同メタル工業は個人投資家の注目度も高い

大同メタル工業(7245)
メタル(軸受)メーカーとして、自動車エンジンの国内シェア64%、同世界31%を誇るトップ企業。2012年3月期決算では、売上高・営業利益・経常利益で最高値を記録しています。「2013年にはメキシコで新しい生産子会社が稼働予定で、グローバル5極生産体制が確立します」(同社総務センター課長・河野一哉氏)。自動車以外のメタル市場の開拓に取り組みます。


バス・鉄道用の運賃箱やICカード
システムなどでトップシェアのレシップ

レシップホールディングス(7213)
バス・鉄道用の運賃箱やICカードシステムなどでトップシェアの株式会社レシップなどを傘下にする持ち株会社。生活に身近なニッチ市場で隠れたトップシェア企業を見つけるのも、IRイベントならではの楽しさかもしれません。株主優待として、本社所在地(岐阜県本巣市)の特産品である「富有柿(ふゆうかき)」の提供が話題に。


真面目で真摯な投資家に十分配慮した内容が好感

個人投資家にとってIRイベントの大きな楽しみは、(1)新しい投資先を見つける(2)自分の投資先をより理解する――の2点だと思います。「名証IRエキスポ」は、出展各社がその点を十分に配慮して説明にあたっている印象をもちました。派手なプレゼンテーションやノベルティ配布に頼っていない点も好感がもてます。

希望者によるブースツアーも好評のようでした。これだけ出展社が集まると、どの会社をどんな順路で見ればよいのか、わからなくなるもの。ブースツアーは参加すると、係の方がガイドをしてくれ効率よく企業見て回ることができます。

インターネットによるIRが発達して、自宅にいながらにして企業情報が簡単に手に入る時代になりました。一方で、その企業の特徴や強み、企業文化などを含んだ定性情報を得る機会はまだ多くありません。企業で働く人間の顔を直接見て、話を聞いて、商品を触れることでわかる情報も、貴重な投資材料になるのではないでしょうか。

手づくり感とヒューマンタッチな点が色濃く残る「名証IRエキスポ」の良さは、この点にあると感じました。

取材・執筆:Fanet MoneyLife(掲載日:2012年08月16日)
 
   
    

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