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【東証IRフェスタ】東証IRフェスタ2013年が開催 大盛況のうちに幕を閉じる

 

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【東証IRフェスタ】

東証IRフェスタ2013年が開催
大盛況のうちに幕を閉じる

2月15、16日の両日にわたり、東京国際フォーラムで「東証IRフェスタ2013」が開催されました。2日間の来場者数は1万6687人。最近の株価上昇の勢いもあり、大盛況のうちに幕を閉じました。

7回目を迎えたIRフェスタ

東京証券取引所にとって今回は、今年1月1日に大阪証券取引所との経営統合により「日本取引所グループ」が誕生して最初の「東証IRフェスタ」となりました。

今回で7回目となった東証IRフェスタは、上場企業約60社が参加。各ブースでは、経営トップやIR担当者の話に、多くの個人投資家が熱心に耳を傾けていました。また、東証上場企業以外に、大阪証券取引所やJASDAQ上場企業もブースを出展。さらにETFの運用会社6社、そして不動産証券化協会(ARES)によるJ-REITのブースも設営され、資産運用に関する幅広い情報提供が行われていました。


多くの個人投資家でにぎわった企業のブース




日本取引所グループ広報・IR部プロモーショングループ 課長 木村慎吾氏

普段、個人投資家が企業経営者、財務担当者などと直接話をする機会は限られていますが、東証IRフェスタは年に1度、投資家が直接、企業に触れられる重要な機会です。開催場所になった東京国際フォーラムでは、講演会会場の他に7つの会場が設けられ、そこでは参加している企業の経営者、財務担当者が、投資家に直接、企業の魅力などについて語りかけるとともに、ブースでは参加企業各社が行っている事業、提供しているサービス・製品などを、社員が中心となって、投資家にアピールしていました。

「東証IRフェスタに出展している企業は、とてもバラエティに富んでいます。各企業のビジネス形態も、BtoB、BtoCなど幅広く、ここに出展している企業は、まさに日本の上場企業の縮図といっても良いでしょう」(日本取引所グループ広報・IR部プロモーショングループ課長 木村慎吾氏)。

また今回のプログラムは、単なるIRフェスタではなく、東京証券取引所が昨年の春から行っている「+YOU」プロジェクトとの連携も強く意識したものになりました。会場では、+YOUプロジェクトの全国キャラバンで講師を勤めているコモンズ投信会長の渋沢健氏、セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓氏、そしてレオスキャピタルワークスCIOの藤野英人氏が登壇し、投資の大切さ、魅力などについて語っていました。

「日本のバブルが崩壊して23年あまり。株式投資の経験が全くないという人が増えてきています。そこで、株式投資がどういうものであるのかを知っていただくために、+YOUプロジェクトがスタートしたのですが、株式投資への興味を喚起するという点では、このIRフェスタの目的も同じ。個人投資家の皆さんにとってお役に立つ情報を提供するためにも、今回のIRフェスタでは、+YOUプロジェクトとのコラボレーションを意識しました」(木村氏)。


なお、当日は講演会、企業ブース出展などに加え、東日本大震災復興支援チャリティオークションも開催。日本ハム株式会社の「北海道日本ハムファイターズ選手サイン入りユニフォーム」や、株式会社ラウンドワンの「プレミアムチケット」、ファーマライズホールディングス株式会社の「オリジナルアロマセット」など、8企業がオークション出展した商品を、大勢の個人投資家が競り落とし、その収益金として主催者によるマッチングギフトと合わせて27万円が、宮城県、岩手県、福島県に寄付されました。


エコノミスト、評論家たちが壇上に立った講演会会場


資産運用アドバイザー木村佳子氏

また講演会会場では、個人投資家からの人気が高いエコノミスト、評論家たちが壇上に立ち、これからの日本経済、株価の行方などについて、さまざまな見方を披露。熱心にペンを取る個人投資家の姿が見られました。

資産運用アドバイザーの木村佳子氏は、「今の株高はアベノミクス効果よりも円安効果によるもの。今後も株高が続くかどうかについては、日銀総裁の人事と、4月26日あたりに予定される日銀金融政策決定会合で、新総裁が円安を進める政策を打ち出せるかどうかにかかっている」と解説。



マネックス証券代表取締役 CEO松本大氏

+YOUの応援団でもあるマネックス証券代表取締役CEOの松本大氏は、「これまで欧米先進諸国がGDPの過半を占めていたのは、これらの国々に生産技術や情報が偏在していたから。ITなどの最新技術でこれらの偏在が解消されれば、各国のGDPの規模は人口の多さで決まってくる。つまり中国とインドの経済的な魅力は今後も続く」と、これからの世界経済の見通しを披露しました。



資産運用コンサルタント 逢坂ユリ氏

資産運用コンサルタントの逢坂ユリ氏は、「昨年末から世界のマネーの潮流が変わった。日本株買い、円売りのポジションを取る動きが加速している。ジョージソロスやカイル・バッサンなど世界の投資家は、こうしたポジションを取ることで大きなリターンを得た。日本はグレート・ローテーションといって、債券から株式に資金の大移動が始まっており、この流れは7年くらい続くのではないか」と、日本の株式市場に対して、ポジティブな見方を展開。



セゾン投信代表取締役 中野晴啓氏

そして、松本氏とともに+YOUプロジェクトの応援団を務めている、セゾン投信代表取締役の中野晴啓氏は、「本物の投資は、デイトレードのように短期的な売り買いで利益を取ることではない。企業の本源的な価値に資金を投じること。本源的価値とは、付加価値を生み出す力のことであり、それは事業を通じて、多くの人から『ありがとう』と言ってもらえることを生み出す力。それが積み重なって経済成長へとつながっていく。そうした事業を資金面で応援するのが投資であり、そこに預金の一部を回すだけで、日本経済は飛躍的に回復する」と述べました。

2日目も、エコノミストの武者陵司氏、同志社大学大学院教授の浜矩子氏、大和総研チーフエコノミストの熊谷亮丸氏など、豪華な顔ぶれが壇上に立ち、講演会場は大勢の個人投資家で満員になりました。


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取材・執筆:Fanet MoneyLife(掲載日:2013年03月06日)

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