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株式投資に必要な財務データの読み方

 

株式 [ 株式投資に必要な財務データの読み方 ]

【第1回】

投資をしてはいけない会社を見分けよう(オリンパス問題は予測できたか?)

日経会社情報・EDINETの有価証券報告書・MoneyLifeの個別株情報を使って、株式投資のための財務データの読み解き方を全10回で説明致します。

2011年4月に社長に就任し、同年10月1日にCEOを兼務したばかりの、マイケル・ウッドワード社長が、同月14日に突然解任されました。そこから東証1部上場企業である、オリンパスの株価が約5分の1になるまでに要した日数は、わずか1か月にも満たない、 惨憺たるありさまでした。

「東証1部上場企業で、日経平均225採用銘柄の中の1つで、株価急落前の時価総額が6,500億円を超えていた大企業だったはずなのに、何故?」との疑問をお持ちになるかもしれません。

果たしてこの一件は、事前に予測できたのでしょうか?10月14日の社長解任までの株価推移を見ていますと、大変に予測が困難であったことが分かります。では、全く予測することはできなかったのでしょうか? 実は、手掛かりはあったのです。

株式投資を行う際は、「どの会社に投資をするのか」もさることながら、「こんな会社には投資をしてはいけない」ということを理解することも大切です。一見、魅力的な会社に見えても、「なぜ、こんなに業績が右肩上がりなんだろう?」「なぜ、こんなにPBRが低いのだろう?」などと疑問を持ちながら、見ていくのです。そうすることによって、投資に値する会社を発掘できるようになります。

次回から、「日経会社情報」のどの部分をどのように見ればよいのかを説明します。日経会社情報は、年に4回発行され、一部1,850円。有価証券報告書は各企業のホームページやEDINET(エディネット)http://info.edinet-fsa.go.jp/ から無料で入手できます。

その前に、株価は、個別の企業業績もさることながら、その時の景気や為替などが大きく影響します。実は、企業の努力を超えた部分で株価は大きく影響を受けるのです。ちなみに、過去5年の代表的な企業であるNTTドコモと日経平均とを見比べてみましょう。ほとんど、同じ動きをしているのがわかります。為替(米ドル)もしかりです。




(出所)QUICK LevelX

一方、過去5年間で株価が大きく上昇している会社もあります。新興国へ、いち早く展開していったユニ・チャームです。


(出所)QUICK LevelX

次回は、オリンパスを例にとり、会社の概要のとらえ方をご説明します。


株式会社アイエフパートナーズ 代表取締役 藤田雅彦(掲載日:2012年01月18日)


   
    

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