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【第2回】日本株の相場見通しをETFでとらえる - 東証ETF 東証ETF

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東証ETF・ETN活用プロジェクト [ ETFの活用方法 ]

【第2回】

日本株の相場見通しをETFでとらえる

前回は長期的な視点に立った基本ポートフォリオの構築方法についてお話ししましたが、今回からは、ある相場見通しを想定した場合のタイムリーなETFの活用方法についてご紹介していきましょう。
まずは、日本株の相場見通しに基づいて基本ポートフォリオを変更するケースです。
前回ご紹介した基本ポートフォリオは2タイプともに、日本株の比率は全体の10%と低めに抑えられていました。これは日本全体で考えた時、長期的に高い経済成長を期待しにくいと考えたためですが、業種によってあるいは相場局面によっては、上昇期待が大きくなる時期もありえます。
日本株を投資対象としたETFには、豊富な品揃えがありますので、いくつかのケースに分けてETFの活用を考えてみることにします。
業種別の相場見通しに基づいてETFを活用
私たちにとってマザーマーケットである日本株に関しては業種別の動向などについての情報も多く、短期的に特定のテーマや見通しに基づいて値上がりを期待するケースがあるでしょう。
日本株の業種別ETFは、次の17種類に分類されています。
●TOPIX-17の業種分類:
「食品」「エネルギー資源」「建設・資材」「素材・化学」「医薬品」「自動車・輸送機」 「鉄鋼・非鉄」「機械」「電機・精密」「情報・サービス」「電力・ガス」「運輸・物流」 「商社・卸売」「小売」「銀行」「金融(除く銀行)」「不動産」
ここでは次の3つのケースを例にして、業種別ETFの活用を考えてみます。
(例1)円高一服で、これまで軟調だった「輸出関連株」の上昇に期待
輸出関連株の短期的な戻りに期待するといった場合、業種別では「電機・精密」「自動車・輸送機」などのETFへの投資が考えられます。
(例2)割安に放置されている「銀行業」のセクターの水準訂正に期待
投資指標からみて、株価が割安に放置されている株式に見直し買いが入る可能性が高い、と予測するケースです。
個別に割安銘柄を選択して投資する方法もありますが、業種というくくりで割安に放置された銘柄群にまとめて投資する、といった考え方であれば業種別ETFの活用が有効です。
(例3)消費税率アップを控え、「住宅」「消費財」の駆け込み需要に期待
エコカー減税などの優遇税制や消費税率アップ、などさまざまな政策や制度改正は企業業績に短~中期的な影響を与えます。この例では、不動産ETFや小売ETFへの投資が考えられるでしょう。
(グラフ) 「電機・精密」「銀行業」「不動産」のETFの値動き
出所:QUICK ActiveManager 期間:2008.3~2012.08
2008.3末のデータを100として月次データを指数化
小型株・新興国株のETFを活用
基本ポートフォリオの日本株部分については、「TOPIXコア30」を選択しました。
「コア30」は、東証一部の中で時価総額が大きく流動性の高い30銘柄で構成されています。
これに加えて、日本株の中でも時価総額が小さい小型株で、高い成長性が期待できる銘柄群を対象としたETFを、株価の上昇期にタイムリーに活用するという方法も考えられます。
ただし、小型株は大型株に比べて値動きが大きい傾向がありますので、長期的に保有し続けるというよりも、大きな利益が出たときは換金する、という対応が必要になるかもしれません。
小型株や新興株への投資を行いたい場合には、下記のようなETFを活用しましょう。
● 「上場インデックスファンド S&P日本新興株100(1314)
指数構成銘柄は、JASDAQ市場、東証マザーズ市場、名古屋セントレックス市場、札幌アンビシャス市場、福岡Q-Board市場に上場されている全銘柄から、日本の新興市場を代表する100銘柄
● 「上場インデックスファンド TOPIX Small日本小型株(1318)」
指数構成銘柄は、TOPIXの算出対象からTOPIX500の構成銘柄を除いた残りの銘柄
● 「JASDAQ-TOP20上場投信(1551)
指数構成銘柄は、JASDAQ 市場を代表する20銘柄(大証が流動性や上場時価総額等多面的な尺度で選定)
● 「ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投資信託(1312)
指数構成銘柄は、ラッセル野村総合インデックスの下位15%で構成されるラッセル野村小型インデックスから下位5%を除いた銘柄
その他、アジア関連の日本企業を対象にした「上場インデックスファンド 日経中国関連株50(1556)」「YOURMIRAIアジア関連日本株指数上場投信(1562)」、特定の企業群を対象にした「MAXIS S&P 三菱系企業群上場投信(1670)」「MAXIS S&P 東海上場投信(1553)」といったETFもあります。
今回は日本株の中で、一部の業種やテーマの銘柄群などに対して上昇相場を予想した場合の、ETFの活用方法についてご紹介しました。
参考記事:
東証ETF・ETN活用プロジェクト [ なるほど!ETF・ETN ]
ETFがわかれば世界がわかる 著名人にインタビュー
FP神戸孝氏に聞く 「運用に回せるお金を分けて考えよう」

(掲載日:2012年10月03日)


神戸 孝(かんべ たかし)氏プロフィール
FPアソシエイツ&コンサルティング代表取締役
早稲田大学法学部卒業。三菱銀行、日興證券を経て、99年FPアソシエイツ&コンサルティングを設立。日興證券勤務時代を併せるとFP歴は約25年、資産運用に強いFPの第一人者として評価が高い。日本FP協会理事、金融庁金融経済教育懇談会委員、金融庁金融審議会専門委員などを歴任する。
著書:
勝つ投資信託(2011年3月発行)朝日新聞出版、地獄を見た11人の天才投資家たち(2010年11月発行)道出版(共訳) ほか多数


 
   
    

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