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【第5回】新興国債券・海外REITのETFの活用 - 東証ETF 東証ETF

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東証ETF・ETN活用プロジェクト [ ETFの活用方法 ]

【第5回】

新興国債券・海外REITのETFの活用

今回は、基本ポートフォリオには組み入れていない資産クラスのETFの活用方法についてご説明します。
「新興国債券」と「海外REIT」です。
新興国債券のETF
基本ポートフォリオにおける債券部分は、いわばポートフォリオのクッション役を期待して組み入れています。すなわち、主に株式市場が下落した際に、そのダメージをやわらげる存在として債券に投資しているわけです。
同じ債券のカテゴリーでも、新興国の債券は株式市場が下落したとき、同時に価格が下落してしまう傾向が見受けられます。したがって、長期運用を目的とした基本ポートフォリオの債券部分については、国内債券と先進国債券を選択しました。
他方で、新興国の債券は、日本や先進国の債券と比べて利回りが高い、という点が投資対象としての魅力です。また新興国の経済成長などに伴って、為替が円安・新興国通貨高方向に動き出すと、為替差益も期待できます。新興国債券のETFは、為替や金利の動向を勘案しつつ、基本ポートフォリオに上乗せする部分として活用することをご提案します。
「上場インデックスファンド新興国債券(バークレイズLocal EM国債)(1566)」
・ 円換算したバークレイズ自国通貨建て新興国市場国債・10%国キャップ・インデックスの変動率に一致させることをめざすETFです。
・ この指数は、単一国への投資集中を制限しつつ、主要新興国の債券および通貨の値動きを表す指数で、2012年9月末現在の構成通貨は、フィリピン・ペソ、チェコ・コルナ、イスラエル・シュケル、ハンガリー・フォリントなど19となっています。
・ 新興国債券については、高金利であることが最大の魅力で、先行き金利が低下すれば価格の上昇も見込めます。逆に金利が上昇する場合には、価格は下落します。
・ 「上場インデックスファンド新興国債券」では、各国の自国通貨建て債券を対象とした指数への連動を目指していますので、為替相場が、円安・新興国通貨高になれば、為替差益を享受できる可能性があります。ただし、円高・新興国通貨安になったときには為替差損が生じますので、その点に十分留意して投資金額を決める必要があります。
「上場インデックスファンド新興国債券(バークレイズLocal EM国債)

出所:Fanet MoneyLife
「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド(1349)」
・ このETFは「iBoxx ABFパン・アジア指数」に連動する投資成果を目指しています。アジア諸国の中で、8つの国と地域(中国・香港・インドネシア・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ)の国債・公債を対象としています。
よって、新興国債券ファンドというよりも、香港、シンガポール、韓国といった国々も含まれている、アジア地域に特化した債券ファンドといえるでしょう。
・ アジア地域の経済成長に期待するなど、特にアジア債券への投資に魅力を感じる場合に選択肢となるETFです。
「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド(1349)」
「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド(1349)」
出所:Fanet MoneyLife
海外REITのETF
基本ポートフォリオにおけるREITの比率は、全体の5%で、東証REIT指数に連動する「東証REIT指数連動型上場投信」を選択しました。REITを組み入れた理由は、不動産が株式とも債券とも異なった値動きをするというのが最大の理由ですが、インフレに強く、今後REIT市場がさらに拡大し、今以上に有望な投資対象となっていく可能性が高いと考えられることも挙げられます。
国内だけでなく、海外のREITにも投資したいという場合、現状ではオーストラリアのREITのETFが東証に上場しています。REIT市場として世界最大は米国市場(世界の上場REIT時価総額の50%強)ですが、現状ではオーストラリアは世界で2番目の市場規模を誇っており、4番目に大きい日本のREIT市場の約3倍の規模があります。
「上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)(1555)」
・ 円換算したS&P/ASX200 A-REIT指数の変動率に一致することを目指して運用されます。この指数は、オーストラリア証券取引所に上場する不動産投資信託の投資収益を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
・ オーストラリアのREITが保有する不動産物件の中には海外の不動産もあり、間接的にではありますが、グローバルな不動産投資を行うことにつながります。
・ ただし、当然ながら不動産市況も景気の影響を受けますので、投資のタイミングや金額については慎重な判断が必要となるでしょう。
「上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)(1555)」
「上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)(1555)」
出所:Fanet MoneyLife

(掲載日:2012年12月20日)


神戸 孝(かんべ たかし)氏プロフィール
FPアソシエイツ&コンサルティング代表取締役
神戸 孝(かんべ たかし)氏 早稲田大学法学部卒業。三菱銀行、日興證券を経て、99年FPアソシエイツ&コンサルティングを設立。日興證券勤務時代を併せるとFP歴は約25年、資産運用に強いFPの第一人者として評価が高い。日本FP協会理事、金融庁金融経済教育懇談会委員、金融庁金融審議会専門委員などを歴任する。
著書:
勝つ投資信託(2011年3月発行)朝日新聞出版、地獄を見た11人の天才投資家たち(2010年11月発行)道出版(共訳) ほか多数


 
   
    

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