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【第8回】野村アセットマネジメント 国内唯一のブラジル株ETFとインド株ETFの魅力とは 東証ETF

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【第8回】

ETFプロバイダーに聞く――野村アセットマネジメント

国内唯一のブラジル株ETFとインド株ETFの魅力とは

野村アセットマネジメント・インデックス運用部シニア・ファンドマネージャー小林一弘氏
野村アセットマネジメント・インデックス運用部
シニア・ファンドマネージャー小林一弘氏
新興国の中でも高い経済成長率が見込まれているインド、そして2014年のサッカーワールドカップ(W杯)や2016年の夏季五輪と、大型イベントの開催を控えてインフラ整備の加速が期待されるブラジル。こうした注目の国にもETFを通じて投資することができます。
国内唯一のブラジル株ETFの『NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信』と、インド株ETFの『NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信』について特長のほか、ブラジルとインドの投資魅力などを野村アセットマネジメント・インデックス運用部の小林一弘シニア・ファンドマネージャーと、商品企画部の松浦悠介アシスタント・マネージャーに聞きました。
-ブラジル、インドの投資魅力は何でしょうか
「株式市場の規模、つまり株式時価総額はGDP(国内総生産)の規模に合わせて変化するものです。IMF(国際通貨基金)の調べによると、ブラジルの2010年の実質GDP成長率は前年比5.5%、インドは8.8%の予想で高い成長率が今後も続く見通しです。両国の経済成長のドライバーはインフラ投資や、個人消費の拡大などです。例えば、インドでは07年度(07年4月~08年3月)から11年度(11年4月~12年3月)の間に電力、鉄道、通信などの分野で約41兆円のインフラ投資が計画されています」
2000年の名目GDP実額のBRICsとG7の構成比/2015年の名目GDP実額(予想)のBRICsとG7の構成比
出所:IMF, World Economic Outlook Database, April 2010
※BRICsはブラジル、ロシア、インド、中国。G7は米国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ
「ブラジルについては、ハイパーインフレなど過去の負のイメージを脱して変貌を遂げている点も魅力の一つです。足元の消費者物価指数はブラジル中央銀行がインフレターゲットに設定する年率4.5%±2%以内に収まるなど、インフレは抑制されています。産業構造においても農林水産業の割合が低下し、商業や金融・不動産などのサービス業を中心に鉱工業が大きな割合を占めるようになっています」

出所:IMF, World Economic Outlook Database, April 2010
-インドやブラジルの株式に投資するアクティブ型ファンドは既に数多くありますが、個人投資家がETFに投資するメリットを挙げると
野村アセットマネジメント 商品企画部アシスタント・マネージャー 松浦悠介氏
野村アセットマネジメント
商品企画部アシスタント・マネージャー 松浦悠介氏
「一つは相対的にコストが安いことです。一般的な投信を購入する際は、多くの場合、初期コストの申込手数料がかかりますが、ETFの場合は必要ありませんし、日々徴収される信託報酬は一般的な投信より低く設定されています。ただし、ETFの売買には売買委託手数料が必要です。そのほか、取引所の取引時間内なら株式と同じようにリアルタイムでいつでも売買できるうえ、指値注文や空売りも可能で利便性が高いこともメリットでしょう」
「また、国内の追加型株式投信でインド株のインデックスファンドは現在ありません。日本などインド国外の機関投資家が保有期間1年以内のインド株を売却した場合、売買益に対してキャピタルゲイン課税が課せられます。一般的な投信では運用者の裁量で保有期間などを決定できるため、ある程度の対応が可能ですが、ほぼ機械的に株式を売買するインデックスファンドにとってはコストがかさむ結果になりかねません。このような点がインデックス型の登場しない理由でしょう。こうした背景を踏まえると、インド株相場全体の値動きを捉えたいならば、インド株のETFは有効だと思います」
-『NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信』の特長を教えてください
「連動対象指数はブラジルを代表するボベスパ指数の円換算値です。ブラジル株に直接投資して運用することは実務的に難しい面があるため、円換算した同指数に連動を目指すリンク債に投資しています」
「ボベスパ指数は現在65銘柄で構成されており、2010年5月末現在、指数採用銘柄だけでブラジル株市場(サンパウロ証券取引所)の時価総額全体の78%程度を占めます。このため、当ETFでブラジル株相場全体の大きな値動きを捉えられるといえます。同指数は配当込みの指数であり、当ETFも配当金を反映して連動します。ボベスパ指数の特長としては、時価総額比率で全体の約44%を占める素材・エネルギーセクターの影響を受けやすいことなどが挙げられます」
-ボベスパ連動型ETFの基準価額とボベスパ指数(円ベース)の値動きを比較すると、乖離した局面が過去に何度かあります
「ボベスパ指数がリーマン・ショック後に急反発した際や、ブラジルでのオリンピック開催が決定した直後に大幅高となった際は、指数と基準価額の乖離が目立ったと思います。この要因はリンク債の組み入れ比率を必ず100%にすることができないことや、リンク債を売買するタイミングにずれが生じることなどがあります。さらに、ブラジルで昨年10月に導入された金融取引税や、マーケットインパクトのリスクなどが間接的なコストとしてリンク債の価格に上乗せされている面もあります」
NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信
-『NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信』の特長を教えてください
「国内初となるインド株のETFです。資本規制があるインドだけに、このETFを組成するにはいくつかの問題をクリアする必要がありました。まず、インドでは外国人投資家に対する投資規制があるため、インド株に直接投資する仕組みのETFの組成はできませんでした」
「そこで、リンク債に投資する方式を検討しましたが、今度はインド居住者が海外で組成された金融商品に投資してはならないという規制が障壁となり、リンク債で運用するETFの組成も難しいということが判明しました。というのも、リンク債に投資するETFの受益権をインド居住の機関投資家が売却(実際はETF受益権とETFの保有資産を交換=交換請求)した場合、このインドの機関投資家は海外で組成したリンク債を受け取ることとなり、資本規制に抵触する可能性があったからです」
「しかし、昨年4月1日に日本の税法が改正されて、ETFの売却時にリンク債を渡すのではなく、現金での払い戻し(=解約請求)が可能になりました。これでインド居住者に対する資本規制に抵触する可能性が排除できました。当社が運用するETFの中にはリンク債で運用するタイプがいくつかありますが、インド株のETFだけは法律改正を受けて現金で払い戻す方法を取り入れており、他のETFとスキームが若干異なります」
「S&P CNX Nifty指数はインドのナショナル証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額や流動性、浮動株比率などを勘案して選んだ50銘柄で構成されています。インドの株価指数といえばSENSEXもありますが、同指数は採用銘柄数が30銘柄と相対的に少ないため、インド株相場全体の値動きを捉えるには銘柄数が多い方が良いと判断し、Nifty指数を採用しました」
-『S&P CNX Nifty連動型ETF』は連動対象の指数(円ベース)とほぼ一致した動きをしていますが、ETFの基準価額と市場で取引される取引所価格は乖離しています。 またブラジルとインドのそれぞれ固有リスクは何でしょうか
「基準価額と取引所価格の差は、需給関係や基準価額を評価する際に使用した指数値と現在の指数値との差による影響などです」
NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信
NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信
「インドはキャピタルゲイン課税の税率アップや、外国人の出資比率制限の強化などです。また、インフレ抑制のための利上げは長期的にみれば正しい金融政策といえますが、短期的にはインド株相場にマイナスになる可能性があるかもしれません」
野村アセットマネジメント・インデックス運用部シニア・ファンドマネージャー小林一弘氏
「ブラジルにおいても利上げの影響が懸念されます。また、ブラジル株にとっては、これまで上昇してきた反動の可能性もありますし、世界景気の減速による資源価格の下落や輸出の鈍化もリスク要因です。ブラジルは資源を輸出しているため、世界経済に対する感応度が高いといえます。ユーロ圏の財政危機が世界景気の低迷につながり、資源需要が減少すればブラジルにとってもマイナスです」
「『ボベスパ連動型ETF』と『S&P CNX Nifty連動型ETF』は為替ヘッジをしないため、ブラジルレアル・円相場やインドルピー・円相場の影響を受けます。また、両ETFはリンク債に投資しているため、同債券の発行体の信用リスクがあります。ただし、A格以上の格付けを有する信用力の高い発行体のリンク債に投資し、格付動向をウォッチするなどで対応をとっています」
-インド株のETFを設定したことで、BRICsに投資するETFが全て出揃いました
 「当社ではブラジルとインドだけでなく、中国、ロシア、南アフリカ株のそれぞれ代表的株価指数に連動するETFも運用しています。グローバルの経済成長率全体を考えた場合、これら新興国に対する期待は大変大きなものがありますので、是非注目してみてはいかがでしょうか」
掲載日:2010年月6月30日/株式会社QBR


 
   
    

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