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【第23回】世界で最も純資産残高が多いETF。S&P500連動で中核資産として活用したい 東証ETF

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東証ETF・ETN活用プロジェクト [ なるほど!ETF・ETN ]

【第23回】

ETFプロバイダーに聞く――ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ

世界で最も純資産残高が多いETF。
S&P500連動で中核資産として活用したい

3月24日に東京証券取引所に上場した『SPDRR S&PR500 ETF Trust』(SPDR S&P500 ETF)。世界で最も歴史が長く、純資産残高が多いETFとして知られています。ニューヨーク、シンガポールと合わせて東証に重複上場したことで利便性が向上、投資家にとって多くのメリットを生んでいます。その特徴や活用法などについて、同ETFを運営するステート・ストリート・グループの日本法人、証券営業本部長のリチャード・クレアモント氏に話を聞きました。
世界でも最も純資産残高の多いETF
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 証券営業本部長リチャード・クレアモント氏
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 証券営業本部長
リチャード・クレアモント氏
3月24日に東京証券取引所(東証)に上場した『SPDR S&P 500 ETF Trust』(SPDR S&P500 ETF、銘柄コード:1557)。その名の通り、米国の代表的な株価指数であるS&P500株価指数に連動することをめざすETFである。SPDR(スパイダー)は、ステート・ストリート・グループが運営するETFのブランド名だが、当初はこのETFだけに使われていた。ETFブランドとして世界的な認知度を誇る「スパイダー」はこのETFから始まったわけである。
『SPDR S&P500 ETF』は世界で最も有名なETFといえる。その理由は大きく2つある。ひとつは、世界でとても歴史の長いETFであることだ。ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社、証券営業本部長のリチャード・クレアモント氏は次のように説明する。
「正しくは“全米一、歴史の長いETF”ですね。『SPDR S&P500 ETF』がアメリカン証券取引所(現・ニューヨーク証券取引所アーカ市場)に上場したのは1993年。それ以前に他国の市場に上場していたETFもあったようです」。
2つめは、世界で最も純資産残高が多いETFであることである。同ETFの純資産残高は2011年3月末現在で約7兆4,700億円(1米ドル=83円換算)だ。
「1日あたりの取引高も約184億ドル(約1兆5,000億円)で世界トップ、信託報酬は年間0.0945%程度でこれもETFとしては世界最低水準といえるでしょう。こうした数字から申し上げるのであれば、世界で最も知名度が高いETFと言ってもよいのかもしれませんね」(クレアモント氏)。
図 世界のETF日次売買高トップ10
出典:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
東証に上場して日本円で取引できるメリット
『SPDR S&P500 ETF』は現在、日本を含む3市場に重複上場しており、日本円で取引できる外国ETFである。日本人の投資家は東証に上場する以前も、ニューヨークとシンガポールで同ETF(米ドル建て)を取引することは可能だった。当然のことながら、東証への上場によって日本人投資家の投資利便性は格段に高まっている。
「これまでも、一部のオンライン証券などでは『SPDR S&P500 ETF』の取引が可能でしたが、取引の為には、通常の取引口座とは別に外国株式の口座開設や、資金を米ドルに転換する必要があり、とても手間のかかるものでした。もちろん価格チェックも米国時間に見なければなりませんし、またとても重要な事ですが、投資家への日本語での開示資料も多くはありませんでした。こういった様々な問題点が、東証に上場することでクリアされることになります」(クレアモント氏)。
また、クレアモント氏は「日本のETF市場は確実に成長・進歩している」と評価する。
「金融当局や東証をはじめ、ETFをとりまくインフラが洗練されてきた印象があります。お客さまとの窓口になる証券会社も、大手ではETF専門部署を立ち上げたり、ネット専業証券のなかには当ETFの販売手数料を無料にしているところもあります。このタイミングでSPDRの旗艦商品を上場させるということは、弊社の日本市場へのコミットメントの表れとご理解いただければと思います」。
分散投資の中核として利便性の高い金融商品
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ 証券営業本部長リチャード・クレアモント氏
東証に上場したことでより身近になった『SPDR S&P500 ETF』だが、投資家は今後、どのように活用していけばよいのだろうか。クレアモント氏は「米国株式への投資を考えているお客さまには、まず考えていただきたい」と語る。
『SPDR S&P500 ETF』が連動することをめざすS&P500株価指数は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している銘柄のうち、24業種の代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均して指数化したものである。米国株式市場の資産総額の約8割を占める指数なので、米国株式市場に投資するという観点では最適な金融商品のひとつといえる。
S&P500の業種別構成比率
図 世界のETF日次売買高トップ10
出典:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
多くの機関投資家が採用している代表的な投資手法に「コア・サテライト戦略」というものがある。投資資産をコア(核)とサテライト(衛星)に分けて、コアは“守りの資産”としてETFなどの低コストで広く分散できる資産に多く割り当て、サテライトは“攻めの資産”としてリターンを狙った比較的高リスクの金融商品に投資するスタイルである。
『SPDR S&P500 ETF』は、そのコア部分に考えられるETFということができる。また、日本株式中心のポートフォリオであれば、サテライト部分に同ETFを活用するのも効果的だろう。いずれにしても、中長期の資産運用を考える投資家にとって『SPDR S&P500 ETF』は、活用の機会が多い利便性の高い金融商品といえそうである。
掲載日:2011年月04月22日/株式会社QBR


 
   
    

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