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【第24回】野村アセットの新ETF上場でタイ、マレーシア株式市場への投資が容易に 東証ETF

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【第24回】

ETFプロバイダーに聞く――野村アセットマネジメント

野村アセットの新ETF上場でタイ、マレーシア株式市場への投資が容易に

野村アセットマネジメントが新たなETFの投資先として着目したのがタイとマレーシア。両国の魅力や国内初のタイ株ETFとマレーシア株ETFの特徴などについて、同社・インデックス運用部の前田秀紀シニア・ファンドマネージャーと増川誠ニポートフォリオマネージャーに話を聞きました。
今回、東南アジアのタイとマレーシアを投資先に選んだ理由は何でしょうか。
タイとマレーシアの魅力は、第一に新興国としての成長性にあります。一般に新興国というとBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)などが話題の中心になりがちですが、タイやマレーシアもこれに引けを取らない成長性を有していると考えています。一方で、日本や欧米など海外投資家の投資はそれほど活発とは言えず、実際、タイやマレーシアに投資するETFは世界的に見てもそれぞれ数銘柄ずつしかありません。当社が今回設定・上場したETFは、こうした両国市場への投資ツールとして活用いただけるのではと考えています。
タイ、マレーシアとBRICsの株式市場の値動き(過去3年)
図 タイ、マレーシアとBRICsの株式市場の値動き(過去3年)

出所:QUICK、タイ証券取引所のデータを基にQBR作成
また、タイとマレーシアは新興国の中でも経済や市場が発達した“中堅国”といえ、投資上の制約が比較的少なく、分かりやすい商品設計が可能だったことや、東南アジアは地理的に親近感を持っていただきやすいことも、両国を投資先に選んだ理由の一つです。
実質GDP成長率の推移(%)
  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
タイ 7.8 3.9 4.5 4.7 4.7 4.8
マレーシア 7.1 5.5 5.2 5.1 5.1 5.0
インドネシア 6.1 6.2 6.5 6.7 7.0 7.0
フィリピン 7.3 4.9 4.9 5.0 5.0 5.0
シンガポール 14.4 5.1 4.4 4.2 4.2 4.0
台湾 10.8 5.4 5.1 5.0 4.9 4.9
ベトナム 6.7 6.2 6.7 7.2 7.4 7.4
ブラジル 7.4 4.4 4.1 4.1 4.1 4.1
ロシア 3.9 4.8 4.5 4.3 4.2 4.0
インド 10.3 8.2 7.8 8.1 8.1 8.1
中国 10.3 9.5 9.5 9.4 9.5 9.4
世界 5.0 4.4 4.5 4.5 4.6 4.6
米国 2.8 2.7 2.8 2.7 2.7 2.7
ユーロ圏 1.7 1.6 1.7 1.8 1.8 1.7
ドイツ 3.5 2.5 2.0 1.8 1.7 1.4
日本 3.9 1.3 2.0 1.6 1.5 1.2
※出所:IMF, World Economic Outlook Database, April 2011
『タイ株SET50 ETF』が連動を目指すSET50指数(円換算値)の特徴は。
野村アセットマネジメント インデックス運用部シニア・ファンドマネージャー前田秀紀氏
野村アセットマネジメント インデックス運用部シニア・ファンドマネージャー前田秀紀氏
タイ証券取引所のメイン・ボードに上場する株式の中から、時価総額が大きく流動性の高い上位50銘柄で構成されています。これらの銘柄でタイ株市場全体の時価総額の8割弱をカバーしています。新興国の株式指数では、金融セクターの比率が高いことが多いのですが、SET50指数は資源セクターの比率が36%(2011年3月末時点)と最も高くなっています。このため、資源価格の変動の影響を比較的受けやすいと言えるかもしれません。業種別の構成比は金融業の24%、サービス業の11%と続きます。
SET50指数の構成上位10銘柄
順位 企業名 業種 比率(%)
1 タイ石油公社(PTT) エネルギー 15.1
2 タイ石油開発公社 エネルギー 8.9
3 サイアムセメント 素材 6.3
4 サイアム商業銀行 金融 5.5
5 バンコク銀行 金融 4.9
6 カシコーン銀行 金融 4.6
7 アドバンスド・インフォ・サービス 電気通信サービス 4.0
8 インドラマ・ベンチャーズ 一般消費財・サービス 3.8
9 PTTケミカル 素材 3.4
10 バンプー エネルギー 3.1
※出所:東京証券取引所のパンフレットより抜粋、2011年3月31日時点
図 マレーシアリンギット・円相場/FTSEブルサ・マレーシアKLCI
『マレーシア株KLCI ETF』が連動を目指すFTSEブルサ・マレーシアKLCI指数(円換算値)はどうでしょうか。
野村アセットマネジメント インデックス運用部ポートフォリオマネージャー増川誠ニ氏
野村アセットマネジメント インデックス運用部ポートフォリオマネージャー増川誠ニ氏
マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)のメイン・ボードに上場する銘柄のうち、時価総額が大きく流動性の高い上位30銘柄で構成されています。業種別の構成比は2011年3月末時点で金融35%、通信14%、資本財13%です。マレーシアの場合は金融セクターの比率が比較的高いのですが、産業が育成されており、国の仕組みや構造は先進国に近いといえます。なお、30銘柄でマレーシア株市場全体の時価総額のおよそ7割を占めています。
FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数の構成上位10銘柄
順位 企業名 業種 比率(%)
1 マラヤン・バンキング 金融 10.0
2 パブリック・バンク 金融 9.4
3 CIMBグループホールディングス 金融 9.3
4 サイム・ダービー 資本財・サービス 8.4
5 ゲンティン 電気通信サービス 6.2
6 アシアタ・グループ 一般消費財・サービス 6.2
7 IOI 生活必需品 5.9
8 テナガ・ナショナル 公益事業 5.2
9 ペトロナス
・ケミカルズ・グループ
素材 3.5
10 デジ・ドッド・コム 電気通信サービス 3.4
※出所:東京証券取引所のパンフレットより抜粋、2011年3月31日時点
図 FTSEブルサ・マレーシアKLCI/マレーシアリンギット・円相場
新興国の株価指数に連動するETFを国内で組成する場合、投資規制や時差の問題などから現物株への直接投資は難しい面が多いと聞きます。今回はどうでしょうか。
『タイ株SET50 ETF』・『マレーシア株KLCI ETF』は、組み入れ資産のほぼ100%を現物株に投資します。現物株へ直接投資する場合、投資規制があると株価指数に連動する運用は難しくなりがちなのですが、タイ・マレーシアは、新興国の中でも外国人投資家に対する規制が比較的少ない国といえます。例えばタイの場合、多くの銘柄にタイ国外の外国人投資家の持ち株比率規制が設定されていますが、代わりにNVDRと呼ばれる預託証券の一種を通じて保有する制度などが整備されています。こうした制度を活用することで現物株に直接投資するスキームが可能になりました。
今回のETFはともに現物株に直接投資しているということで、個人投資家にとっても分かりやすい商品設計になったのではないかと考えています。
東南アジア諸国・地域の中では昨今、インドネシアの注目度が高まっています。今後のETFの投資先としてどうでしょうか。
投資先地域については投資家のニーズや運用の技術的課題を踏まえながら検討しますが、インドネシアも含めて“中堅の東南アジア諸国”は、常に注目している市場のひとつです。
掲載日:2011年月05月30日/株式会社QBR


 
   
    

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