株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

【第28回】投資家に高い利便性を提供する『TOPIX-17シリーズ』ETF 東証ETF

  • PR
  • PR
  • PR
 
 

東証ETF・ETN活用プロジェクト [ なるほど!ETF・ETN ]

【第28回】

投資家に高い利便性を提供する『TOPIX-17シリーズ』ETF

リスク分散を図りながら、低コストで投資できる『TOPIX-17シリーズ』ETF。業種別指数にどのような特長があるのか、ETFは投資家に対してどのような利便性や投資機会を提供しているのか――。東京証券取引所情報サービス部商品企画運用グループの能木絵美主任、野村證券グローバル・マーケッツ部門の塩田誠ETFマーケティング・グループ長に聞いた。
東京証券取引所が33業種の分類を17業種に集約した新しい業種別株価指数『TOPIX-17シリーズ』の算出・公表を開始して4年になります。組成の目的と経緯、どのような特性や利便性があるのか、改めてお聞かせください。
能木氏 東京証券取引所情報サービス部
商品企画運用グループ
能木絵美主任
「33業種の指数は1969年から算出している歴史ある指数で、国内投資家から慣れ親しまれてきました。ETFの組成を念頭に置いて、新しい業種分類を作ろうとした際に、33業種をベースにして再編することが望ましいと判断しました。相関の低い業種を組み合わせることによって、その業種が本来持つ特性をそこなったり、投資家が抱くイメージから大きくかい離したりしないように再編成し、17業種の新分類が誕生しました。33業種では例えば『空運業』の銘柄数が限定されていましたが、17業種の『運輸・物流』では陸運、空運、海運と倉庫などを組み合わせ、銘柄数の偏りを解消しました」
「それぞれのセクターの価格変動率(ボラティリティ)はTOPIXと異なるという特長があります。『TOPIX-17シリーズ』の月次のボラティリティを調べてみると、TOPIXよりボラティリティが高いセクター、低いセクターに分けることができます。ボラティリティの高低に差異はあっても月次の傾向は大きく変わることなく、それぞれの相場環境によってリターンが変わるという特性も見出せます。各運用会社からは『TOPIX-17』の各シリーズを対象としたETFが上場しています。投資家の投資スタイル・局面に応じて、使い分けてほしいと考えています」 (東京証券取引所情報サービス部 商品企画運用グループ 能木絵美主任)
今なぜ業種別指数に注目するのか、その理由をお聞かせください。
塩田氏 野村證券グローバル・マーケッツ部門ETFマーケティング・グループ長
塩田誠氏
「先進国の総合株価指数は値動きが乏しくなっているため、より大きなリターンを得ようとすると運用資産を新興国に振り向けるべきだと考えられがちです。しかし、先進国で株価指数に投資する妙味がなくなってしまったわけではありません。ローリスク・ローリターンの傾向が強い総合指数と、リスク・リターンが激しくなる個別株式の中間に位置する格好で、業種別指数には経験的にミドルリスク・ミドルリターンの傾向が見出せます。日本でもすでに東証で17業種の指数が公表されているのですから、ボラティリティとリスク分散の特性を併せ持つ業種別指数にまず注目していただき、『TOPIX-17シリーズ』ETFを活用していただきたいと考えています」 (野村證券グローバル・マーケッツ部門ETFマーケティング・グループ長 塩田誠氏)
『TOPIX-17シリーズ』の過去のパフォーマンスから、どのような傾向が見出せますか。
「17業種の過去のリターンを検証してみると、業種ごとの特性やボラティリティを見出せます。年間でみた場合、2008年はTOPIXが41%下落しましたが、『電力・ガス』は横ばいでした。TOPIXが8%上昇した2009年は『自動車・輸送機』が52%上昇したのに対して『銀行』が20%下落と、上下で70ポイントの開きがありました。個別株式に投資してベンチマークを大きく上回るリターンを得る難しさを考えると、業種指数のリターン、ボラティリティは注目に値します。業種を適切に選別することが大きな投資成果につながります」 (塩田氏)
年次別騰落率

出所:東京証券取引所
『TOPIX-17』セクターETFの活用法について、基本的な考え方と種類を教えてください。
塩田氏
「業種ごとの特性を認識したうえで、総合型株価指数に連動する商品や個別株式との組み合わせで、大別して3つの活用法があると考えています」
「まず第1は『総合型指数とセクター』を組み合わせる活用法です。債券のポートフォリオを主として運用しながら、ヘッジ手段として株式を数%組み込むような場合、日経平均やTOPIXに連動する商品で構わないという声を聞きます。ただ、円相場変動の影響を受けるセクターをはずしたいといった、運用主体のニーズもあるでしょう。投資環境を考慮した相場観に基づいて、内需型の大型株を含む業種を売り持ちにしたり、輸出関連企業が多い業種を買い持ちにしたりすることで『取りたくないリスク』に備える運用が可能になります」
「第2はセクターごとのテクニカル指標に注目した活用法です。セクターごとに天井をつけたり底入れしたりする値動きのリズムがあります。17業種ごとに投資収益率を調べ、過去の一定期間にその成績が悪かった業種を買い、その反騰局面を狙うという手法です。また各業種指数と海外株価指数との相関関係や、クオンツ(定量分析)を用いた得点(スコア)評価と組み合わせる投資方法に発展させることもできます」
「第3は、ETFを中核(コア)にしてセクターの値動きを取りながら、さらにセクター内の大型株や成長株の個別株式にも投資することで、一歩踏み込んで運用する考え方です。セクターETFの他に、何銘柄かの個別株式を『売り持ち』にしたり『買い持ち』にしたりすることで、リターンの上乗せやリスクの低減をはかります。基本のポートフォリオをETFで作ることで、手数料等のコストを抑えた投資戦略を実現できます」 (塩田氏)

>>東証ETF活用プロジェクト TOPIX17業種指数チャート
業種別指数ETFの活性化には何が必要ですか。
「仮に海外ETFに投資していたとしても、多くの機関投資家は日本の取引時間帯に価格形成される金融商品で運用したいと考えているようです。機関投資家のニーズを鑑みると、ショートポジションを機動的に取れるETFをある程度そろえる必要性を感じます。投資信託や年金基金の投資マネーが入りやすくなるように、ETF市場の流動性が向上することも期待しています」
関連リンク(外部サイト):NEXT FUNDS TOPIX-17上場投信シリーズについて
掲載日:2011年12月09日/株式会社QBR


 
   
    

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »

K-ZONEユーザがオススメする証券会社

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位