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【第31回】日興アセットの国内初の新興国債券ETF『上場新興国債』が新規上場 東証ETF

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【第31回】

日興アセットマネジメント・ETFセンターの今井幸英センター長に聞く

日興アセットの国内初の新興国債券ETF『上場新興国債』が新規上場

日興アセットの国内初の新興国債券ETF『上場新興国債』が新規上場
国内初の新興国の債券指数に連動を目指すETF『上場インデックスファンド新興国債券(バークレイズLocal EM国債)』(愛称:上場新興国債、銘柄コード:1566)が3月30日、東京証券取引所に新規上場しました。同ETFの投資魅力や連動を目指す指数の特徴などについて、日興アセットマネジメント・ETFセンターの今井幸英センター長に話を聞きました。
『上場新興国債』が連動を目指す“バークレイズ・キャピタル自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス”について教えてください。
今井氏日興アセットマネジメント・ETFセンター
今井幸英センター長
バークレイズ・キャピタル・インクが開発した債券インデックスで、一定の基準を満たした新興国の主に国債(自国通貨建て)で構成されています。一定の基準とは、例えば、世界銀行の所得分類で低所得国・下位中所得国・上位中所得国のいずれかであるか、またはソブリン格付けがA1/A+格以下であること、残存期間が1年以上ある債券を発行していることなどです。この指数の特徴は、一国の投資比率を上限10%に制限しつつ、新興国の債券および通貨の値動きをとらえられるということです。また、投資制限があるからこそ、結果的に指数を構成する国は直近で19カ国、銘柄数は400銘柄弱と幅広く分散できています。指数は構成銘柄の時価総額で加重平均して算出しています。
バークレイズ・キャピタルは指数を提供するベンダーとしてはMSCIやS&Pに次ぐ大手ですが、債券指数の提供においては最大手です。
バークレイズ・キャピタル自国通貨建て新興市場国債・
10%国キャップ・インデックスの通貨別構成比率(19通貨)
今井氏
その他通貨の内訳 (%)
イスラエル・シェケル 4.1
チェコ・コルナ 4.1
フィリピン・ペソ 3.6
エジプト・ポンド 2.5
ハンガリー・フォリント 2.4
ペルー・ヌエボソル 1.0
チリ・ペソ 0.5
クロアチア・クーナ 0.4
※出所:日興アセットマネジメント (出所元はバークレイズ・キャピタル<2011年末時点>)
この指数は米ドルベースではなくて、自国通貨建てであるという点も強調したい点です。新興国債券の場合、米ドル建てで発行されるケースも多いため、米ドル建てのインデックスもあります。しかし、米ドル建てではドル・円相場の影響が大きくなり、通貨分散のメリットを存分に享受できません。また、自国通貨建て債券の方が利回りが高かった点も自国通貨建て債券を選んだ理由です。指数構成銘柄の平均直接利回りは約6%です。『上場新興国債』は自国通貨建て指数の円換算値への連動を目指します。
連動させるために指数と同じ比率で400銘柄弱の債券を買い付けるのでしょうか。
ETFの運用手法はいくつかありますが、今回は「サンプリング法(層化抽出法)」を採用しました。サンプリング法とは、指数を構成する各債券を国別、種別、残存期間別といったいくつかの属性に従って分類してその中で代表的な銘柄に絞り込んで投資するという手法です。残存期間と利率が同程度の債券は似通った値動きをするという債券の資産特性を考慮し、また、店頭取引中心の債券投資では購入できない銘柄がでてきたり、コスト高になってしまうことが想定されたため、この手法にしました。
『上場新興国債』の場合、40銘柄程度の投資で指数への連動が可能です。指数採用銘柄を指数と同じ比率で買い付ける「完全法」と比較するとトラッキングエラーは相対的に大きくなるものの、債券の資産特性などを考慮すると債券型ETFの場合はサンプリング法が適しているといえます。すでに設定・上場している当社の主要先進国の債券指数に連動を目指す『上場外債』(銘柄コード:1677)も同じ手法です。
バークレイズ・キャピタル自国通貨建て新興市場国債・
10%国キャップ・インデックス(円換算ベース)の推移 2010年末~2012年3月9日
今井氏
※出所:日興アセットマネジメントが円換算した指数値(日次ベース)を基に2010年末を100として指数化
新興国債券の投資魅力を挙げると。
高金利なうえ、新興国の中長期的な経済成長を背景に新興国通貨が対円で上昇(円安・新興国通貨高)して為替差益を享受できる可能性もあります。また、『上場新興国債』の投資魅力については、新興国19カ国に分散投資しながらも信託報酬が0.45%(税抜)程度と公募株式投信などと比較して割安なことでしょう。投資のプロである機関投資家でさえ、19カ国もの新興国に投資するには各国にカストディ口座(証券を保管・管理する口座)を開設するなど手間や負担がかかります。
さらに、『上場新興国債』の売買単位(取引口数)は1口で、直近の水準でおよそ5万5,000円からの投資が可能です。個人投資家の皆様がより投資しやすいようにと考えた末、売買単位を小口化しました。決算は隔月(奇数月)のため、高頻度で分配金を受け取りたい投資家の方のニーズにもお応えできる商品性になっています。
掲載日:2012年03月30日/株式会社QBR


 
   
    

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