「顔認証」が注目度急上昇、東京五輪を控え有力な投資テーマに<注目テーマ>

2019年09月10日 12時22分

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「顔認証」が8位となっている。

 顔認証はIT機器などによる認証方式のひとつで、今後普及加速が有力視されている。顔で相手を判別することは人間にとって最も日常的な手段だが、これを人工知能(AI)などを活用して高精度に行うのが顔認証システムだ。2020年に開催される東京五輪・パラリンピックでは空港や会場のセキュリティーに採用される見通しにあり、これを契機に普及スピードが一気に高まる可能性がある。

 東京税関は成田空港の一部で日本人旅行者に先行導入していた顔認証を活用した電子申告ゲートについて、8月下旬を境に対象を外国人旅行者にも拡大、これは、20年の東京五輪開催に伴う訪日外国人観光客の増加に対応した合理化を図るための準備でもある。

 国内大手IT企業も、この顔認証分野は有望なビジネス分野として注力の構えをみせている。法務省が羽田空港と成田空港で顔認証を活用した訪日外国人の出国審査を開始、早晩、関西空港など他の主要空港にも適用を広げる方針にあるが、パナソニック<6752.T>は8月30日に同省が導入を進める空港の「顔認証ゲート」で今年度に新たに66セットの採用が決まったことを発表、過去採用分も累積すると203セットとなる。また、NEC<6701.T>なども同分野に力を入れていることで知られる。在宅医療の遠隔医療分野でも顔認証は利用者のなりすましなどを防止する有力な手段として注目されているが、NECは子会社を通じ、顔認証技術を駆使した遠隔医療の基盤となるプラットフォームの提供を開始、今後の展開が注目されている。

 海外では、圧倒的な数のAI関連企業を輩出している中国などでも顔認証技術に対する関心が高い。同国のメグビー・テクノロジーは顔認証システム「Face++」で名を馳せるが、8月27日までに香港取引所に上場申請を行ったことが伝わっている。

 東京株式市場でも、顔認証は大手IT企業以外でも、独自のノウハウで同分野に展開する成長企業が多く、有力な投資テーマに浮上する公算が大きい。

 関連銘柄としてはネクストウェア<4814.T>やサクサホールディングス<6675.T>、CAC Holdings<4725.T>、ソリトンシステムズ<3040.T>などのほか、ディー・ディー・エス<3782.T>もマークしたい。ディディエスは指紋認証など生体認証技術に強みを持つが、8月29日に同社が手掛ける万能認証技術基盤「Themis(テミス)」の生体認証に顔認証を追加しバージョンアップしたことを発表している。

出所:minkabuPRESS

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