毎日コムネット Research Memo(6):食事付き学生マンション「カレッジコート」のブランド化に取り組む

2019年09月17日 16時36分

■成長戦略・トピック

1. 食事付き学生マンション「カレッジコート」のブランド化推進
毎日コムネット<8908>の学生マンション・学生寮は主に「カレッジコート」と「カレッジスクエア」に分類される。「カレッジコート」は食事付き学生マンション、「カレッジスクエア」は食事が付かないタイプである。近年の開発物件の中では食事付きが過半を占めており、2019年5月期の開発物件では510戸(全開発戸数596戸の約86%)、期末管理戸数で3,235戸(全管理戸数9,520戸の約34%)に達する。学生マンションは親が契約の意思決定を行うため、食生活に心配のない「食事付き」を選ぶケースが多く、人気が高い。カレッジコート(食事付き)の食堂は、現代風のデザインの明るいカフェのような空間で入居者間のコミュニケーションの場でもある。同社では社内に1級建築士がおり、地域や土地の形状、大学の特徴などに応じて丁寧にデザインされ、資材調達されるため、1つとして同じデザインはない。食事の内容も充実している。1)22時まで作り置きなし、2)健康志向の充実した献立、3)病気の際は病人食を提供、4)世界の料理・四季折々の料理等こだわりの食事を提供する。専門サイトでのPRも強化しており、「カレッジコート」のブランド化を推進する考えだ。

2. 東京大学目白台インターナショナルビレッジ(総戸数857戸)が9月オープン
海外から留学生及び地方からの進学者の獲得は、大学にとって喫緊の課題である。同社は、大学が主体として開発する学生寮の開発及び運営管理を支援してきた。2005年には共立女子大学寮(243戸)、2014年には東京藝術大学学生寮(300戸)など大きなプロジェクトにも参画してきた。進行期の注目案件としては、2019年9月にオープンした東京大学目白台インターナショナルビレッジである。この国際学生寮は、総戸数857戸、約1,000名収容可能な巨大な施設であり、留学生や外国人研究者が入居対象者(日本人学生も含む)となる。入居者のコミュニケーションの促進を意図してシェア型住居(704戸)が多い一方、独立型住居(153戸)では入居者の所属・家族構成・多様なライフスタイルに対応する。東京大学が主体として開発し、同社は運営管理を担う。同社が主力とするサブリース契約ではなく総合管理契約のため同社業績へのインパクトは限定的。同社の開発・運営ノウハウにより、大学の先進的な取り組みを支援するフラッグシップ事例として期待したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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