ファーストリテ、安川電、7&iHDなど

2020年01月10日 16時03分

<9983> ファーストリテ 61990 -1770反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は917億円で前年同期比12.4%減益、韓国事業の苦戦が足を引っ張る形になった。通期予想は従来の2750億円から2450億円にまで下方修正、市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であった。一転しての通期減益見通しをネガティブ視する動きが優勢に。また、同時に12月の月次動向も発表、既存店売上高が4カ月連続でのマイナスとなっていることも嫌気される。

<6506> 安川電 4415 +150続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は168億円で前年同期比59.7%減、9-11月期も同61.0%減と回復感は見られなかった。受注低迷に伴い売上の2ケタ減少傾向が継続した。引き続き在庫も高水準であり、通期計画の下振れ可能性も意識される状況に。ただ、中国ACサーボの受注底打ちなどプラス面もあり、米中貿易協議の進展による回復期待も根強いことから、目先の悪材料出尽くしと捉えられる形に。

<9716> 乃村工芸 1358 -70大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は79.3億円で前年同期比35.9%
の大幅増益となったが、9-11月期は13.4億円で同43.4%減と大きく失速、通期業績の再増額期待などは後退する形になっている。営業利益率が前四半期の10.2%、前年同期の8.2%から4.0%へ大きく低下している。受注高も9-11月期は前年同期比で減少に転じる形に。

<3697> SHIFT 9130 +950急騰。前日に発表した第1四半期決算が好感材料となった。営業益は5.9億円で前年同期比86.8%増、上半期計画9億円、同86.0%増に対する進捗率は66%に達した。主力のエンタープライズ市場部門で、注力業界と定めていた金融・流通業界に加え、製造業・通信業などの顧客に対して長期的な関係構築を視野に入れたプロジェクトへの参画が進んだもよう。高い収益変化率を受け、あらためて高成長期待が高まる形に。

<3382> 7&iHD 4171 +149大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は3191億円で前年同期比4.9%増益、9-11月期は1140億円で同8.9%増と増益率が拡大している。百貨店の不振継続、専門店の収益悪化などはあるが、国内、海外のコンビニ事業好調に加え、コスト改革による販管費の抑制も図れている。想定以上に堅調な業績推移と捉えられる。また、国内セブンイレブンでのインセンティブ見直しなども発表している。

<6238> フリュー 1246 +176急伸。岡三証券では投資判断を新規に「強気」、目標株価を1600円としている。20年3月期営業増益率は限定的であるが、21年3月期はゲーム事業や新規事業の損益改善に加えて、「ピクトリンク」におけるプレミアム会員の増加で、22%営業増益を予想としている。また、中期的にもDX加速により、プリントシール事業で蓄積されたデータのマネタイズが期待される点にも注目としているようだ。

<7732> トプコン 1696 +263大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を2200円に設定。フルオートスクリーニング機能を搭載した眼底カメラ、3D OCTが、中国、アジアでの旺盛な需要、米国・欧州眼鏡チェーン店など大型受注の開始により拡大局面に突入、アイケア営業利益の拡大につながると分析。同事業の構成比上昇によって、全社営業利益率の改善、更なるバリュエーション付与、過去最高益更新への確度上昇を見込む。

<9265> ヤマシタヘルス 2400 +383一時ストップ高。1月8日に発表した上期決算、並びに上方修正が引き続き好感される展開。上期営業益は5.3億円で前年同期比3.3倍、通期予想は従来の4億円から5.6億円にまで増額した。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要で、高度医療機器や低侵襲治療機器などの主力分野商品、情報・サービス分野の売上が増加し、上期売上高が上振れたことを背景としている。一転して増益見通しへの上積みにインパクトが続く格好に。

<8184> 島忠 3230 +316急騰。決算と同時に前日発表した自社株買いの実施発表が買い材料視されている。発行済み株式数の9.9%に当たる420万株、100億円を上限に、1月10日から8月31日までの期間実施する。取得規模が大きく、当面の需給面での下支えになると期待されているようだ。なお、第1四半期決算では営業利益が23.8億円、前年同期比13.5%減益となり、上半期計画の同7.6%増益に対して低調なスタートになっている。

<8905> イオンモール 1893 -69 大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は423億円で前年同期比19.1%
増、9-11月期も131億円で同20.9%増と増益率が拡大した。アセアン、中国が好調で、国内モールも堅調推移となり、市場想定通りの順調決算と捉えられた。ただ、足元で株価は上昇し高値圏、これは決算期待に加えてグループ再編への期待も反映されていたとみられ、サプライズが限定的な決算通過で出尽くし感が生じる形に。



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