日経平均は反発、イベント控え引き続き薄商いのなか膠着感の強い展開

2020年10月21日 15時59分

日経平均は反発した。前日の米国株式市場では、9月住宅着工件数の増加や追加経済対策の早期合意への期待感に加えて、米バイオ製薬モデルナのワクチン実用化なども好感され、主要株価3指数は揃って反発した。この流れを受けて、東京市場でも買い先行でのスタートとなった。鉄鋼を筆頭に景気敏感セクター中心に買われるなか、日経平均は寄り付き直後には23702.30円の高値を付けた。ただ、明日に控える米大統領候補者討論会や日米主力企業の7-9月期決算など見極め材料が多く、朝方の買い一巡後には伸び悩み、後場に入ってからも膠着感を強める展開となった。

大引けの日経平均は前日比72.42円高の23639.46円となった。東証1部の売買高は9億4331万株、売買代金は1兆8718億円だった。セクター別では、鉄鋼、鉱業、海運業、空運業、保険業などが上昇率上位となった一方、前日比でマイナスとなったのは精密機器およびその他製品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は71%、対して値下がり銘柄は全体の25%であった。

個別では、ニトリによる買収検討報道を受けた島忠<8184>がTOB価格引き上げへの思惑から14%高と急伸した。また、業績および配当予想の引き上げがポジティブ視されたソフトクリエHD<3371>、固定費の圧縮効果なども加わり上半期業績予想が想定以上の上方修正につながったローム<6963>、同様に業績予想の上方修正や決算関連の開示が好感されたタカラバイオ<4974>、GenkyDrugStores<9267>、ノジマ<7419>、KOA<6999>などが大幅高となった。そのほか、国内証券による目標株価引き上げが好感された日本製鋼所<5631>やビックカメラ<3048>も大きく買われた。

東証1部の売買代金上位では、トヨタ<7203>、NTTドコモ<9437>、ソフトバンク<9434>、KDDI<9433>、JR東日本<9020>、三菱UFJ<8306>、島忠、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、良品計画<7453>などが上昇した。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>などは下落となった。


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