日経平均は続落、IMF見通し引き下げなど重し、米物価指標前に様子見ムード(訂正)

2021年10月13日 16時54分

日経平均は続落。前日の米株式市場でのNYダウは3日続落。8月求人件数が年初来初めて減少したことで雇用回復鈍化を懸念。また、連邦準備制度理事会(FRB)高官がインフレリスクに言及したことが嫌気されたほか、国際通貨基金(IMF)の経済成長率見通し引き下げも売りを誘った。金利先高観がくすぶる中、ナスダック総合指数も3日続落。米株安を受け日経平均は145.17円安でスタートすると直後に28000円を割り込む場面も。ただ、押し目買いから下げ渋ると下値の堅さが買い戻しを誘い、間もなくして上昇に転換、一時は28364.99円(134.38円高)まで上昇した。しかし、伸び悩んで再びマイナスに転じてからは、今晩以降に発表予定の米物価指標などを前に様子見ムードが広がり、こう着感を強めた。

 大引けの日経平均は前日比90.33円安の28140.28円となった。東証1部の売買高は11億1180万株、売買代金は2兆4039億円だった。セクターでは海運業、鉄鋼、ゴム製品などが下落率上位となった一方、不動産業、水産・農林業、建設業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は27%となった。

 個別では、商船三井<9104>などの大手海運3社が大幅に下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の大幅下落を受け、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>が大幅安。公募増資に伴う新株発行に係る価格が決まったSUMCO<3436>は商いを伴いながらもみ合いの末に下落。米アップルが半導体不足を理由に新型iPhoneの生産計画を下方修正したため、村田製<6981>、太陽誘電<6976>、イビデン<4062>なども大きく売られた。業績下方修正を発表した日ペHD<4612>、第1四半期減益決算が嫌気された三光合成
<7888>、第1四半期大幅増益も出尽くし感が先行したタマホーム<1419>などが急落し、東証1部値下がり率上位に並んだ。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<
9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調。

 一方、上期事業利益が会社計画を上回ったJフロント<3086>、前期上振れ着地に加え今期も大幅増益見通しとしたSHIFT<3697>がそれぞれ急伸、第3四半期営業利益が通期計画を上回ったフィルカンパニー<3267>、監理銘柄からの指定解除を発表したOKK<
6205>などと共に東証1部値上がり率上位に並んだ。1部売買代金上位では、レーザーテック<6920>が半導体関連のなかで逆行高、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、ソフトバンク<9434>、JT<2914>、塩野義<4507>などが堅調で、円安を好感した三菱自<
7211>、マツダ<7261>は大幅高、そのほか、ヒューリック<3003>、富士フイルム<4901>
などが買われた。



<YN>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

コメント
コメントするにはログインまたはユーザー登録が必要です。
コメントはまだありません。
カテゴリ 「相場概況」 のニュース一覧
日経平均は大幅反落、コロナ変異株懸念、一時900円近い下落
2021年11月26日 15時53分
日経平均は反発、米ハイテク株高引き継ぐも後場こう着、売買3カ月ぶり低水..
2021年11月25日 15時58分
日経平均は3日ぶり大幅反落、早期金融引き締め懸念からグロース売り加速で..
2021年11月24日 16時01分
日経平均は小幅続伸、朝安後にプラス転換、東エレクやファストリ小高い
2021年11月22日 16時04分
日経平均は3日ぶり反発、半導体株がけん引役、東エレク上場来高値
2021年11月19日 16時04分
もっと見る
News
現在の東証市場
終了
現在のトレダビ市場
前場
タイムライン