東京株式(大引け)=90円安、世界経済の減速を警戒し続落

2021年10月13日 15時47分

 13日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に売られる展開となり、日経平均は下値を試す展開となった。前場は押し目買いでプラス圏に浮上する場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比90円33銭安の2万8140円28銭と続落。東証1部の売買高概算は11億1180万株、売買代金概算は2兆4039億円。値上がり銘柄数は608、対して値下がり銘柄数は1491、変わらずは84銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場で主要株指数が揃って下落したことを受けリスク回避目的の売りが優勢だった。前日のIMF世界経済見通しで21年の世界の実質成長率予測が下方修正されたことが相場の重荷となった。為替市場のドル高・円安は輸出セクターにはプラス材料だが、原油価格が上昇基調を続けるなか、企業のコスト負担が増えることへの警戒感も強い。日経平均は朝方安く始まった後、いったんプラス圏に大きく切り返す場面もあったが買いは続かず、再びマイナス圏に沈んだ。業種別では海運や鉄鋼など景気敏感株が売られ、一方で不動産株が買われた。日本時間今晩に9月の米CPIが開示されることで、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。売買代金は2兆4000億円台で8月27日以来の低水準となった。

 個別では、日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などが軟調、東京エレクトロン<8035.T>も売られた。ソフトバンクグループ<9984.T>が冴えず、任天堂<7974.T>、村田製作所<6981.T>なども値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売りが優勢だった。三光合成<7888.T>が急落、住石ホールディングス<1514.T>も大きく利食われた。タマホーム<1419.T>、インターアクション<7725.T>、堺化学工業<4078.T>なども大幅安となった。

 半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が上昇したほか、ファーストリテイリング<9983.T>も堅調だった。SHIFT<3697.T>が商いを膨らませ大幅高に買われた。JT<2914.T>、塩野義製薬<4507.T>も値を上げた。フィル・カンパニー<3267.T>、サインポスト<3996.T>が急騰し、OKK<6205.T>も大きく上昇した。J.フロント リテイリング<3086.T>が活況高となり、三菱自動車工業<7211.T>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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