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株のリスクの種類と回避方法~計算して分散させる~

株にはいろいろなリスクが存在します。元本割れ(購入したときより株価が下がること)が起こることもよくあります。株式投資において、「リスクをできるだけ低く小さくして、大きな利益(リターン)を得る」ためのポイントを解説します。

株の3つのリスク

「株式投資はリスクがあって恐い」とよくいわれます。確かに、株式投資は「ハイリスク・ハイリターン」ですので、リスクはつきものです。でも、リスクを正確に見極め、正しく対応すればおそれることはありません。株のリスクには、主に以下の3つがあります。

1.値下がりリスク

株のもっとも代表的なリスクです。買った株が値下がりしてしまい、「売ろうと思っても買い値より低い値段でしか売れず、損失が発生する」、いわゆる「元本割れ」になってしまうリスクです。株でリスクといえば、一般的にはこの値下がりリスクを指します。値下がりリスクがあることは、他の金融商品、たとえば普通預金や定期預金などと決定的に違います。株式投資をする人であれば誰もが嫌うリスクです。株式投資をせず元本保証商品のみでの運用を好む人はたいていこの値下がりリスクを強く敬遠します。

2.会社が倒産するリスク

投資した企業の業績が悪くなり倒産してしまうと、最悪の場合、株式自体が無価値(ゼロ)になってしまうことがあります。もちろん、株価はその企業の業績に強く影響を受けるため、業績の悪い(または悪くなっている)企業の株価は通常低い、あるいは下落傾向にあります。倒産は投資家にとっては最悪の結果です。会社が倒産するリスクは、広い意味での値下がりリスクに含まれるといえるでしょう。なお、投資した金額が全額戻ってこない場合、それが最大損失になりますが、たとえば信用取引や先物取引、オプション取引の売りなどは、投資金額が全額戻ってこないばかりか、そこからさらに大きな損失が発生することもあります。

3.売買できないリスク

市場で売買しようと思ってもできない場合で、流動性リスクと言い換えることもできます。滅多に起きませんが、主に以下のような場合に発生します。

投資している企業が倒産して上場廃止基準に抵触するおそれが出てくると、一般的には監理ポストや整理ポストに一定期間割り当てられたのち、売買ができなくなってしまいます。上場廃止とは、取引所が定める上場基準(たとえば、債務超過状態や時価総額、株主数など)を満たさなくなり、上場を維持することが困難になることをいいます。

また、取引所でシステム障害(トラブル)が起きて売買ができない場合も考えられます。ネット証券で取引している場合は、何らかの理由でネットが不通になって注文が出せない場合もあるでしょう。スマホで売買している場合は、バッテリーが切れて電源が落ち、取引ができなくなる可能性もあります。

これらの3つのリスクは、株式投資をしている以上避けられません。しかし、リスクを小さくしたり、回避したりする方法はあります。次で詳しく見てみましょう。(なお、「長期投資」と「短期投資」の場合のリスクの違いについてはこちらを参照ください。「投資法」)

3種のリスクを軽減・回避する方法

先ほどの3つのリスクについて、それぞれ、軽減・回避する方法を紹介します。

株価が下がるリスクの影響を小さくすることについて

株価が下がること自体は、一投資家の立場からはどうすることもできません。株価は不特定多数の市場参加者の売買動向、つまり需給によって決まるからです。

しかし、「株価が下がるリスクの影響を小さくすること」はできます。具体的には、以下の3つの方法があります。

1.損切り(ロスカット)ルールを定め、実行する

株価が下がるリスクの影響を小さくする代表的な手法です。投資をする前に、予め「株価が○○円まで下がってしまったら、売却して損失確定する」というルールを自分で作っておくのです。これは、機関投資家や金融機関の代表的なリスク管理手法で、「どの機関投資家や金融機関でも実行している」といっても過言ではないでしょう。個人投資家でもやったほうがよいです。できればルールを明文化して、紙に打ち出し部屋に貼っておきましょう。実際に相場が急変して株価が大きく下がる場面に遭遇すると、普通の人は焦って冷静でいられなくなります。「今回の急落は特別なので、何もせず様子見」となってしまうことも多いので、自分で決めたルールを守るよう徹底する必要があります。

では、どうしてロスカットルールが必要なのでしょうか?それは、「再起不能となる致命的な巨額損失の発生を防ぐため」です。どういう意味でしょうか?下の図を見てください。

①のように、5年間の運用で最初の年に▲50%の損失を出してしまうと、その後4年間で毎年10%ずつ利益が出ても、元本(当初の投資金額)を取り戻すことはできません。100%までの回復はせず、元本の約73%しか戻ってこないことがわかります。

しかし②のように、5年間の運用で最初の年の損失を▲20%にとどめ、その後3年間で毎年10%ずつ利益が出せれば、元本を取り戻せることができます。100%まで回復し、元本の約106%が戻ってきます。

ロスカットルールを作るということは、この「▲50%」や「▲20%」を予め決めておくことなのです。株価が下がり出してから決めるのでは遅いのです。なぜなら、予想外に株価が下がっているときは焦っていたり興奮していたりと、冷静な判断ができない場合が多いからです。「平常の冷静なときに予めルールを決めておき、ルールに抵触する事態が発生したら、一切の感情を排除して速やかに損切り処理を行う」ことは、株価が下がるリスクの影響を小さくするためにとても重要です。

<損切り(ロスカット)で投資損失の拡大を防ごう>

なお可能であれば、損失のみならず、利益が出ているときの「利食い(利益確定売り)ルール」も作っておくと、さらによいでしょう。

2.複数の銘柄を買ってリスクを分散させる方法(いわゆる資産分散)

株価が下がるリスクの影響を小さくする方法として、こちらも非常に重要な概念です。

リスク分散の重要性を表した言葉に「卵は一つのかごに盛るな」という言葉があります。転んでひっくり返してしまったら、卵が全部割れてしまうからです。株式投資にも同じことがいえます。属性の違う銘柄を複数保有して分散投資をしておけば、一つの銘柄だけを保有していたときと比べ、非常事態が発生したときの損失額が小さくなります。たとえば、100万円の投資資金を3つの銘柄に分散投資する場合は、下のようなイメージになります。

3.購入する時期(タイミング)をずらして、高値で一度に全部買ってしまうことを防ぐ方法

これは「時間分散」という考え方です。株価の最安値、いわゆる大底で全部買えれば一番よいのですが、それはまず不可能でしょう。「高値づかみ」を避けるために、株を購入するタイミングを分け、購入価格(簿価)を引き下げることを狙います。

時間分散のもっとも有名な考え方が「ドル・コスト平均法」という投資手法です。「毎月1万円」というように、同じ投資金額で積み立てるように買っていくものです。「るいとう(株式累積投資)」がこれにあてはまります。株価が高いときには少ししか買えませんが、株価が低くなっているときにはたくさん買うことができます。

もちろん、資産分散(銘柄分散)も時間分散も万能ではありません。ときには、損失の拡大を防ぐことができないこともあります。しかし、株初心者にとっては有効なリスク回避方法であることは間違いありません。

会社が倒産するリスクについて

会社が倒産するリスクを軽減・回避することは、値下がりリスクを回避することよりは容易といえます。倒産確率が低いと思われる銘柄を選べばよいのです。選定するポイントは、以下のとおりです。

上場している企業は、財務諸表を公開しています。有報(有価証券報告書)は、誰でも無料でダウンロードして閲覧できます。「数字は苦手」という人でも、最低限の財務諸表分析の知識をマスターして、決算書類を読めるようにしておきましょう。「優良企業が何の前触れもなく、ある日突然倒産する」といったことは、粉飾決算でもしていない限り、まずありません。倒産するような企業は、必ずといっていいほど財務諸表のどこかにその綻び(ほころび)が表れているものなのです。たとえば、為替の円高の影響度が大きくなっていたり、手元の現預金が急に減って資金繰りが苦しくなっていたり、在庫が急に増えていたり、買収した会社が赤字に転落していたり、などです。

もちろん、「個別銘柄の経営分析は面倒でイヤ。そんな時間もない」という人もいるでしょう。本来であれば、そのような人は個別銘柄の投資には向いていないのですが、その場合は個別銘柄ではなく、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった、株価指数に連動するタイプのETF(上場投資信託)を買うという選択肢もあります。

売買できないリスクについて

売買できないリスクについては、さほど心配することはありません。起きる頻度は少ないです。証券取引所も、システムトラブルが起こらないようにシステムの改良を随時進めています。ただ、多くをインターネットに頼っている時代ですので、ネットが不通になった場合の対応はしておくとよいかもしれません。以下を参考にしてみてください。

これらは可能であれば、なるべく事前にやっておくとよいでしょう。売買不能リスクの軽減につながります。特に、デイトレードやスイングトレードなどの短期投資をする人にとっては、売買不能リスクへの対応はもっとも重要なことかもしれません。

まとめ

このように、株式投資にはリスクはつきものです。しかし、そのリスクを乗り越えて利益をあげたときの喜びは、何ものにも代えがたいものがあります。株式投資のリスクを理解して、その対処法をマスターし、利益を積み重ねて株式投資を楽しみましょう。