株の初心者から学べる日本最大のバーチャル株投資ゲーム

株初心者から上級者まで 株式投資がわかる!腕が上がる!
65万人が利用する無料のバーチャル株式投資ゲーム

実在する上場企業のリアル株価を使用し、証券会社の研修でも使われる本格派!
株取引を体験したい未経験者、学習したい初心者はもちろんのこと、経験者の練習の場としても広く使われている、株投資シミュレーションの決定版です。

板読みを覚えて株の値動きを察知できるようになろう

株式投資をしている人なら「板」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「板情報」は株式投資にはとても重要です。そもそも板とは何か?どうして必要なのか?という疑問をはじめ、板の見方・使い方、「特」や「前」などの表示の意味、注意点を解説します。

板とは?

株式投資における「板」とは、価格ごとの買い注文と売り注文の一覧表です。買い希望株数や売り希望株数が一目でわかります。株式を売買する場合は、誰もがこの「板」を見てから注文を出します。株式投資における必須の情報といえるでしょう。

株価の決まり方

板を知る前に、まず株価の決まり方を見てみましょう。

たとえば、A社の株式について、Bさんは、「1,000円で1,000株買いたい」、Cさんは「1,500円で1,000株売りたい」という希望があるとします。しかし、市場参加者がBさんとCさんだけであれば、A社の株式にはいつまでたっても値段がつかず、取引が成立しません。BさんとCさんの売買希望価格が合わないからです。これが図表1の状態です。

(図表1)

しかし、Bさんが「売り注文が少ないから、買い希望価格を1,250円まで引き上げよう」と考えたとします。そしてCさんも「買い注文が少ないから、売り希望価格を1,250円まで引き下げよう」と考えたとします。Bさん、Cさんがそのとおりにそれぞれ注文を変更すると、今度は図表2のようになります。

(図表2)

今度は、A社株には1,250円という値段がつき、1,000株の取引が成立しました。

このように、株では買い注文(買い希望価格)と売り注文(売り希望価格)が一致したら取引が成立します。つまり、株価は需要と供給で決まるのです。そして、この買い注文と売り注文の内容(価格と株数)を見ることができるのが「板」なのです。

なぜ板が必要か?

板がないと、「その株式の需要と供給がどうなっているか」がわからず、現在の実勢価格を判断することができません。たとえば、「実際には800円で買えるのに、2,000円で買い希望を出してしまう」などということも起きてしまいます。合理的な取引ができず、意図しない損失を出してしまう可能性があるのです。

実際の板とその見方、使い方

株式の個別銘柄の板は、実際には図表3のようになっています。

(図表3)

株式の呼値の単位は株価の水準により変わりますが、このケースでは板に1円刻みで売り注文と買い注文がずらっと並んでいます。今は、「1,250円の売り注文が54,000株」、「1,249円の買い注文が52,000株」あります。この状態でにらみ合っているだけでは値段がつかず、売買が成立しません。

しかし、たとえばここから「1,250円で1,000株の買い注文(指値注文)」が入れば、1,250円で取引が成立します。また、「1,249円で1,000株の売り注文(指値注文)」が入れば、1,249円で取引が成立します。

そして、売りでも買いでも成行注文が入れば、やはり取引が成立します。図表3の状態から「1,000株の成り行きの売り注文」が入れば、1,249円で取引が成立します。もし、「80,000株の成り行きの売り注文」が入れば、「1,249円で52,000株、1,248円で28,000株」で取引が成立し、図表4のようになります。1,249円の買い注文は板からは全て消え、1,248円の7,000株(35,000株-28,000株)の買い注文だけが残ることになります。

(図表4)

なお、成行注文は板には表示されないので注意しましょう。成行注文は瞬時に取引が成立してしまうからです。ただし、前場、後場の寄り付き前には、売り、買いそれぞれの成行注文の株数が板に表示されます。

買うときの板の読み方

買うときの板の読み方について、事例で考えてみましょう。

下の図表5で、「できれば1,250円で30,000株買いたい」という希望がある場合、指値注文と成行注文のどちらを出すのがよいでしょうか?

(図表5)

答えは、指値注文です。図表5は、「板が薄い状態」といえます。1,250円はおろか、その前後10円まで買い注文も売り注文も入っていません。俗にいう「板がスカスカの状態」です。このように板が薄い状態のときに成行注文を出すのは非常に危険といえます。思わぬ高値で買うことになってしまうからです。図表5でもし成り行きで30,000株の買い注文を出すと、図表6のように取引が成立することが予想されます。

(図表6)

30,000株全て取引が成立したとしても、平均取得単価は1,265円(手数料は考慮していません)と希望の1,250円よりはかなり高くなってしまいます。このように、板が薄いときには売りでも買いでも、成行注文を出すのはできるだけ控えましょう。ただし、「どうしても買いたい、急いで買いたい」という場合や、「買い板が厚く、もし価格が下がってきても自分の買い注文が成立するか自信がない」という場合などは、成行注文を出すとよいでしょう。

売るときの板の読み方

今度は、売るときの板の読み方について、事例で考えてみましょう。

下の図表7で、「できれば1,250円で30,000株売りたい」という希望がある場合、指値注文と成行注文のどちらを出すのがよいでしょうか?

(図表7)

答えは、成行注文です。図表7は、「板が厚い状態」といえます。1,250円で売りたいので、基本的には指値注文を出したいところですが、1,250円には1,500,000株もの売り注文が入っています。またその上も1円刻みで分厚い売り注文が入っています。もし仮に1,250円に30,000株の売り注文を出しても、先に入っているこの1,500,000株が全て売れてからということになります。その銘柄の流動性(通常の1日あたりの平均的な売買株数)や、その日のその銘柄の出来高にもよりますが、一般的には、このように板が厚い状態のときに指値注文を出してもなかなか成立しにくいということがいえます。図表7の場合は板が厚いので、成り行きの売り注文を出しても、思わぬ安値で売ることになってしまう可能性は低いでしょう。図表7で、もし成り行きで30,000株の売り注文を出すと、図表8のように取引が成立することが予想されます。

(図表8)

希望価格の1,250円よりは1円低くなってしまいますが、30,000株全て1,249円で取引が成立すると思われます。このように、売りでも買いでも板が厚いときには、成行注文を出すのは比較的安心といえます。

もちろん、「どうしても1,250円で売りたい」という場合や、「売り板が厚いけど、もし価格が上がってきたら自分の売り注文が成立する自信がある」という場合などは、指値注文を出すとよいでしょう。

板に出てくる表示の意味

板を見ていると、ときどき以下のような表示(マーク)を目にすることがあります。

「特」・・・「特別気配」のことです。売り注文が多く、取引が成立しない場合に表示される売りの特別気配(売り気配)と、買い注文が多く、取引が成立しない場合に表示される買いの特別気配(買い気配)があります。図表9は、買いの特別気配(買い気配)の例です。買い注文が殺到して、売り注文に比べ圧倒的に多くなっていることがわかります。「1,250円買い気配」となっています。

(図表9)

「S」・・・「ストップ高」、「ストップ安」になると板に表示されます。これは個人投資家にとってはおなじみのマークでしょう。

「前」・・・取引開始前(寄り付き前)の気配のことです。図表10のように表示されます。「寄」と表示される場合もあります。

(図表10)

「連」・・・「連続約定気配」のことです。直前についた値段から、更新値幅の2倍の値段を超えて買い上がる(売り下がる)注文数量が出された場合に表示されます。「K」と表示されることもあります。表示後に注文が入った場合は、1分間の「板寄せ(売りと買いの注文を優先順位ごとに整理することです)」を経て取引再開(注文成立)されます。

「over(オーバー)」「under(アンダー)」・・・図表10にもありますが、「over」は「それより上の価格での売り注文の総数」、「under」は「それより下の価格での買い注文の総数」のことです。相場の強弱を判断するひとつの材料になります。

板情報の注意点(活用法)

株式投資において板はとても重要ですが、板をうのみにして100%信用することはよくありません。板を見るには、以下の注意点(活用法)を覚えておきましょう。

(図表11)

株式市場にはいろいろな参加者がいます。なかには、売買をするつもりがないのに指値を入れる人、特に、相場を強く(弱く)見せるために大量の「見せ玉(みせぎょく)」を板に入れる人がいます。これは、「相場操縦」に該当し、絶対に行ってはいけない行為です。しかし、板にはいわゆる「ダマシ」もあることは覚えておきましょう。また、単なる注文取消しで板ががらっと変わってしまうこともあります。

そして、板は刻々と変動します。秒単位で変わりますので、特に、成行注文を出すときは、最新の板状況を確認した上で素早く注文を出すように心がけましょう。その銘柄における日中の値段の推移、いわゆる「歩み値」を、注文を出す前に確認しておくことも必要です。特に、デイトレードをする人にとっては、歩み値の確認は必須といえます。歩み値のイメージは、図表12のとおりです。

(図表12)

また、売り注文も買い注文も、たとえば1,000円や500円などの、いわゆる「キリのよい値段」では、注文が膨らみ板が厚くなるケースが多いです。どうしても指値で売りたい、指値で買いたい場合は、板を見ながらたとえば、「1,000円でなく999円で売り指値」、「500円でなく501円で買い指値」などと少し妥協して注文を出すと、取引が成立する確率がぐっと高まります。これは指値注文のひとつのテクニックといえるでしょう。

最後に、板を見て「買い板が厚いから強気」、「売り板が厚いから弱気」、「板が厚いから株価は動かない」などと決めつけるのはやめましょう。厚い売り板に買い向かう大量の買い注文や、厚い買い板に売り向かう大量の売り注文が入り、一瞬で板の形が変わることもよくあります。このような場合、節目の値段が突破されると、そのままその方向に株価が勢いよく動きがちです。また、高値局面での厚い板か、安値局面での厚い板か、それによっても判断が変わってきます。

今ではネット証券をはじめ多くの証券会社で、板を随時確認できます。板の画面からそのまま発注画面に移動するなど、発注システムが高機能化している証券会社もあります。板の読み方や注意点、さらには投資対象とする個別銘柄の板の特徴をしっかりつかみ、板を使いこなしてうまく利益を上げたいですね。