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株、投資信託、FX・・・初心者がはじめるならどれ?種類と違いを解説

株、投資信託、FXなど、投資商品はいろいろありますが、何がどう違うのでしょうか?よくわからないまま投資をはじめてしまうと、「気づいたらお金が大きく減っていた」・・などということにもなりかねません。投資商品を種類別に解説します。

投資商品の種類と特徴

「資産運用をはじめてみよう」と思っても、自分に合った商品を見つけるのはなかなか難しいもの。世の中にはものすごい数の投資商品があります。ここでは円建ての代表的な投資商品について、商品の特徴や長所、短所、リスク、コストなどについて見ていきましょう。

次の表に、おもな投資商品についてまとめています。

では、それぞれの商品について詳しく見ていきましょう。

株式

株式は投資商品の代表格といえるでしょう。仕組みが単純でわかりやすいため、「初めて購入した投資商品は株」という人も多いです。銘柄の選択や投資タイミングがうまくいけば、大きな収益が期待できます。反面、値下がりリスク、元本割れリスクがあります。個別企業に投資するので、倒産リスクもあるといえるでしょう。そのため、ハイリスク・ハイリターンの商品です。値上がり益だけでなく、配当や株主優待狙いの投資もできますので、短期投資にも長期投資にも向いています。投資の対象となる銘柄数も多く、また上場している市場も東証1部や2部、JASDAQやマザーズなど多岐にわたるので、自分の身近な企業にも投資でき、わかりやすいといえます。売買手数料は近年下がる傾向にあり、特にネット証券ではとても安い手数料で売買することができます。上場株式は、取引時間中にいつでも買うことができるので、利便性が高く流動性に優れています。また、価格も確認しやすいといえます。

投資信託

株式同様、有力な投資商品です。ファンド(銘柄)の選択や投資タイミングがうまくいけば、大きな収益が期待できます。反面、値下がりリスク、元本割れリスクがあります。投資信託は、ファンドマネージャーとよばれるプロの専門家が運用します。銘柄数が多いのが特徴で、日本には現在5,000本以上の投資信託があるといわれています。そのため、ハイリスク・ハイリターンの商品もあれば、ローリスク・ローリターンの商品もあります。また、外貨建ての投資信託もあります。投資信託は分散投資が可能で、基本的には長期投資に向いていますが、短期投資や分配金狙いの投資も可能です。近年、インデックス型(パッシブ型)を中心に販売手数料や信託報酬の引き下げ、いわゆる低コスト化が進んでいます。毎月一定額での購入など、積立型の投資も可能です。基準価格は1日1回しか更新されませんので、株式と比べると価格のわかりやすさは劣ります。解約不能期間(クローズド期間)が設けられている商品もあるので注意が必要です。

ETF(上場投資信託)

投資信託のなかでも上場しているものをETF(Exchange Traded Fund)といいます。株式と投資信託の両面を持つ商品ですが、値下がりリスク、元本割れリスクがあります。最近では、日経平均レバレッジ・インデックス(日経レバ)が個人投資家に大人気のため、聞いたことのある人も多いでしょう。一時期は東証1部の売買代金ランキングで連日1位を占めていました。ETFは通常の投資信託より手数料が安いのが特長です。一方、商品の歴史はまだ浅いので、銘柄数は約200銘柄と少なく、また通常の投資信託のように積立型の投資は原則できません。ETFは日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、S&P500といった株価指数に連動するタイプの商品が多く、特に、国際分散投資に非常に適しています。また、金や原油など商品(商品指数)に投資するタイプもあります。上場しているため、価格も確認しやすいといえます。

REIT(不動産投資信託)

近年、急速に存在感を増してきたのがREIT(不動産投資信託)です。投資法人が、投資家から集めた資金で不動産を保有し、その不動産から発生する賃料収入や売却益を投資家に分配します。株式やETF同様上場しているので、流動性も高いといえます。最近では、日銀のマイナス金利政策導入により、その分配金利回りの高さが特に注目を集めています。反面、値下がりリスク、元本割れリスクがあります。また、不動産に投資していますので、地価下落リスクや空室リスク、また災害リスクなど、不動産特有のリスクにも注意する必要があります。通常、投資法人は資金を借りて不動産に投資するので、金利上昇に弱い(借入金利の上昇につながるため)ことにも注意する必要があります。また、日本のREITの銘柄をJ-REITとよびます。

FX(外国為替証拠金取引)

FX(外国為替証拠金取引)もREIT同様、近年、急速に存在感を増してきました。FXは、証拠金を差し入れて、その何倍もの(最大25倍まで)外国為替で取引ができる商品です。対象通貨は米ドルが中心ですが、豪ドル、NZドル、ユーロなどの通貨も取引できます。日本のFXでは女性の参加者が多いことから、FXの個人投資家はよく「ミセス・ワタナベ」とよばれます。少ない元手で相場見通しどおりに為替が動けば、大きな利益を得られる一方、見通しがはずれたらとても大きな損失を出す可能性があります。ほぼ24時間取引ができるなど、利便性は高いといえます。

債券(国債)

債券は株式と並ぶ有力な投資商品です。債券の代表格の国債は、国が発行する債券で、発行時に決められた利息をもらえるとともに、満期まで持てば元本が戻ってきます。国が利払いと元本を保証しているため、安全性は抜群といえるでしょう。償還までの期間は最長で40年のものがあります。機関投資家、特に金融機関にとって国債は有力な運用商品ですが、個人が国債を買う場合は、個人向け国債が中心になります。株式のように取引所で売買するわけではないので、基本的には持ちきり(バイ・アンド・ホールド)が前提です。なお、近年の超低金利、特にマイナス金利政策導入以降、たとえば10年国債の流通利回りはマイナスになることも珍しくなく、国債投資の醍醐味は著しく薄れているといえます。

先物・オプション

先物・オプションは、おもに原資産(株式や債券、通貨、金利など)から派生した商品で、よくデリバティブ(派生商品)とよばれます。少ない元手で、相場見通しどおりに価格が動けば大きな利益を得られる一方、見通しがはずれたらとても大きな損失を出してしまうのが特徴です。そのため、先物・オプションは、株式やFX以上にリスク・リターンが高いといえます。(ただし、「オプションの買い」のリスクは限定されます)日経平均株価を投資対象とした株価指数先物である日経225mini(ミニ)が、個人投資家の人気を集めています。

MMF・MRF

MMF(マネー・マネジメント・ファンド)は公社債投資信託の一種で、元本保証商品ではないものの、元本割れのリスクがほとんどなく、また普通預金よりもやや利率がよいことから長年人気を集めてきました。しかし、日銀によるマイナス金利政策の導入により、事実上、運用が難しくなってしまいました。現在MMFは実質的に消滅しており、運用会社は今後顧客に資金を返還することになります。(すでに返還が完了した運用会社もあります)

MRF(マネー・リザーブド・ファンド)は、普通預金の証券会社版といえるでしょう。MMF同様、元本保証商品ではないものの、運用対象商品は厳しく決められており、安全性の高い商品に投資するため、元本割れのリスクはほとんどありません。ただし、MMF同様、日銀によるマイナス金利政策の導入により、事実上、運用が難しくなっており、現在の利率は限りなくゼロに近づいています。

不動産

不動産は、これまで見てきた投資商品(金融商品)とは少しタイプが異なります。株式や債券、為替などの値動きの影響を受けにくいため、分散投資との対象としても有力です。不動産投資には、土地や建物を買う現物投資や、投資用マンション経営、アパート経営、駐車場経営などがあります。先ほどのREIT(不動産投資信託)も、広い意味での不動産投資といえるでしょう。不動産に投資する場合は、基本的に多額の資金が必要で、借り入れをすることが多いので金利の動向に影響を受けます。反面、家賃収入や駐車場収入は比較的安定的に入ってきますので、ミドルリスク・ミドルリターンといえるでしょう。ただし、不動産投資には、地価下落リスクや空室リスクなど、不動産に特有のリスクがある点には注意が必要です。

初心者に向いている投資商品は?

以上の9商品について、投資の初心者・中級者・上級者別に向き・不向きをまとめると、以下のようになります。

初心者にも向いている商品は、株式、投資信託、債券(国債)、MMF・MRFといえるでしょう。

初心者なら株式投資が最適。その理由とは?

では、初心者が投資をはじめるにあたって、まず何からはじめたらよいのでしょうか。それは、株式投資です。その理由は、次の表のとおりです。

このなかでは、1.がもっとも重要です。株式投資にはいろいろな楽しみ方があり、自分の目的に応じて使い分けることができるからです。最近では、将棋の元プロ棋士が「株主優待名人」として有名ですね。

2.も大きなポイントです。たとえば、先ほどのFXや先物・オプションは完全に短期投資の商品ですが、株式の場合は、会社が倒産しない限り永久に存続しますので、投資期間を自分で決めることができます。

3.も見逃せません。株式は「経済の動脈」、「景気の先行指標」などといわれます。株式を深く知ることで、景気や為替、金利や物価などのいわゆるマクロ(=ファンダメンタルズ)に強くなることができます。また株式投資をすることは、経済活動に参加していることにもなります。

そして、金融商品を選ぶ際は4.の収益性・安全性・流動性を比較する必要があります。株式は、この3つのバランスがもっともとれているといえるでしょう。

最後に5.についてです。株式は確かにハイリスク・ハイリターンの商品ですが、ロスカットルールを作ったり逆指値注文を活用したりすることなどにより、そのリスクをかなり引き下げることができます。もちろん、株式投資は自己責任ではありますが、投資法を間違わなければ、素人でもプロに十分勝つことができます。

まとめ

「何から投資をはじめようかな?」と迷ったら、とりあえず株式投資からはじめてみるのがよいでしょう。「いきなりはじめるのはこわい」ということであれば、こちらの「トレダビ」に会員登録して、デビュー前の練習をしてみるのもおすすめです。実践さながらの臨場感を味わうことができます。あなたも株式投資について深く知り、株式投資デビューしてみませんか。